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『その透過する鏡』稽古日誌「劇団不在、創作現場の汗と汁」最終回

2015年10月18日(日)、AT HALLで開催される舞台「劇団不在vol.2『その透過する鏡』」
 
「再訪のひと」でも取り上げた劇団不在の座長であるルーシーが、普段なかなか知ることの出来ない「劇団不在vol.2『その透過する鏡』」の稽古風景を紹介してくれます。
 
2015年1月の旗揚げ公演作品「face to face」、同年7月に福岡での一人芝居フェスティバル「INDEPENDENT:FUK 15」参加作品「饐えた白金」に続く、劇団不在vol.2は
 
美術制作に注目の若手美術家、田中愛理
映像制作に注目の若手映像チーム、imaginary
 
を加え、さらに表現の幅を広げる舞台となる。
 
普通の演劇になるとは、到底思えない、、
 
 
本番に向けてどんな稽古をしているのか?
どのような思い・感情がぶつかるのか?
舞台がどのようにして作られていくのか?
 
舞台が出来上がるまでの過程を追ってくれる「劇団不在、創作現場の汗と汁(ルーシー)」。
※ルーシーの発音は業界用語のシースーと同じです。
 
どうぞ、お楽しみください!
 
 
 
『その透過する鏡』稽古日誌 「劇団不在、創作現場の汗と汁」最終回
 
 
10月2日(金)
 
9月32日だと思ってたのに、実はもう10月らしい。
もうすぐ本番だ。いぇーい。
 
気合入れよう!と思った矢先、ウッチーさん風邪にてダウン。
やばい!ピンチ!!通し稽古の予定押す!!!
 
矢田とルーシー二人で濃厚稽古。
やばいのに新たなアイディアが出てきて、芝居に組み込む。
きっと直前までいらんこと思いついては芝居に組み込むのだ。
 
 
 
10月3日(土)
 
10月はほとんど毎日稽古。
この日もウッチーさんは動けないそうだ。
二次感染も怖い。
 
矢田、ルーシー、愛理ちゃんの三人で広めの場所で稽古をする。
稽古している部屋にある掃除道具やそれぞれの私物を駆使して仮想劇場を組み立てる。
 
メジャーが手元になかったが、愛理ちゃんの身長がちょうど150センチメートルだったため、難なく舞台が組みあがっていく。愛理ちゃんとても便利。
そしてこの日も雨。
 
 
 
10月5日(月)
 
実は前日の4日も稽古があったのだけれど、ルーシー不在だったため、演出メモが残っていない。
病み上がりウッチーさんと、矢田が濃厚に二人のシーンを練習していたらしい。
 
 
次からやっと通し稽古に入れそうだ。あと10日くらい? やばい。
そういえば、この日は制作のくばるさんが稽古場に来た。
矢田とウッチーさんは仲が良くて、ウッチーさんとくばるさんは気まずい、と心の演出ノートに書いたことを思い出す。
矢田とウッチーさんが濃厚稽古をした次の日にくばるさんが稽古場にやってきた。
何か思うところあるのだろう。青春だ。
 
 
 
10月7日(水)
 
この日は会場であるATHALLにて打ち合わせ。
照明を仕込み、現状準備してある道具を組み合わせ、少し演技もしてみる。
思ったよりも演技できるスペースが小さい。
演技はやりにくいけれど、イメージどおりの空間になりそうだ。
役者同士の距離も近い。よろしい。
 
 
 
 
 
10月8日(木)
 
ウッチーさん仕事の都合で不在。
 
ぎゃー!!!!
 
矢田と二人で何度目かの濃厚稽古。
 
足りないうっちーさんを補い合いつつ、通し稽古。
主に道具の処理、動きの打ち合わせを行う。
 
 
 
 
 
 
10月10日(土)
 
矢田未来「ブラくらいなら恥ずかしくなくなってきた」発言。感動した。
 
それはそうとやっと通し稽古ができる。なんとか通る。
やっと全体がみえた!
自分で書いて、自分で演出して、自分で出るわけだけど、やっとこの話が何を言いたいのか見えてきた。
気がする。
 
なに言いたいかわかっても、どう言っていいかがまたわからなくなる。
あと一週間!?ひぇー。
 
 
 
10月12日(月)
 
通し稽古二回目。
 
前回が倒壊寸前のビルだとしたら、今日はまだ天に向かって建っていた。
物語を通して役がどう変化していくのかも大事だけど、俳優がどう変化するかも大事。
あとは彼らを信じるしかない。
役はそれぞれの俳優の創作物だから。
 
舞台装置もまだ完成していないけど大丈夫だろう。
映像もまだできてない。けど大丈夫だろう。

演劇においては、役も、舞台の大道具も小道具も、衣装も、全部それぞれが独立した創作物だと思う。
独立したものを舞台作品のために持ち寄るってことじゃなくて、舞台作品のためにいろんな人の顔を見ながら創作するってことがとても面白いと思う。
僕は演出家に比重を重くしてこの作品にかかわっている。

今回の作品は、今まで以上にそれぞれの作家を信頼して創作している。
だから公演当日まで本当にどういった作品になるかわからない。
指一本で細長い棒を支えるような危ういバランスで創ってきた。

あと数回の稽古で公演日だけど、数回のリハーサルも楽しんでできたらと思う。
あとは実際の公演で何をお見せできるのか、とても楽しみ。

 
 
9月から四回載せていただいた「劇団不在、創作現場の汗と汁」もこれで最終回です。
特にドラマもなく淡々と進む稽古日誌でしたが、もしここまで読んでいただけたのであれば、本当にうれしいです。
ありがとうございました。
10月18日に本公演「劇団不在vol.2『その透過する鏡』」がございます。
あと数日ではございますが、会場まで足を運んでいただければ本当に幸いです。
 
 
ルーシー
 
 
 
 
 
 
 
 
【日時】
2015.10.18(sun)
1st.open  15:30  start 16:00
2nd.open 19:30  start 20:00
 

【場所】

ATHALL 
大分市中央町2-6-4エムライフシティビル3F
URL http://athall.com
 
【料金】
前売り1200円、高校生900円 当日300円UP
※「大分舞台芸術フェスティバル2015」 参加作品の半券をご持参で、
当日受付にて200円キャッシュバック
 
 
作・演出 ルーシー・ラブグッドウィル

出演 ルーシー・ラブグッドウィル
   宇都宮 千博
   矢田未来

美術 田中愛理
映像 imaginary
制作 久原淳子
協力 Web Magazine Yadorigi

ご予約は以下までお願い致します。

Web 申し込みフォーム http://urx3.nu/nOPc
mail gekidanhuzai@gmail.com

tel 090-8760-7368(担当:ナカハマ)

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