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映画の一刻 ~日常とシネマの旅~ 第十九便「パターソン」 2017.09.23sat - 2017.10.06fri by シネマ5

大分の中心市街地、五番街にひっそりと佇む小さな老舗映画館、シネマ5
メジャーな映画ではなく、いわゆるミニシアター系の映画を上映している映画館だが、その映画選びは個性的。
一時期東京でも流行った、ファッション的要素の強いミニシアターではなく、どこか日本の奥ゆかしさを秘めている。
個性的な映画選びだが、ちゃんと幅広い層が楽しめるようにもてなしてくれる。
そして何より空間が素晴らしい。
 
そのシネマ5副支配人である大西さんにシネマ5&シネマ5bisで上映される映画の中で超個人的にオススメな映画を紹介して頂く、映画の一刻(ひととき) ~日常とシネマの旅~。
今回の旅は、『パターソン』
どうぞ、お楽しみください!
 
 
大西明美さんへのインタビュー記事はこちら。 http://yadorigi.jp/magazine/70
 
 
 

第十九便『パターソン』

空が高くなってきました。
気持ちのいい季節です。

空の向こうをずーっと眺めていると
きっとどこかに幸せがあって、
きっといつか信じていれば、辿り着くはず!

なんてことを、ふと思うこと、ありませんか。

でもね、
「きっといつか」は、いつまでたっても、きっといつか遥か彼方ですよ。

とすねて、人生はこんなもんだと何度も思ってきた私に
意義を唱える映画が現れました!

9月23日(土)より公開の『パターソン』
ジム・ジャームッシュ監督の新作です。
もう、ジャームッシュと聞いただけで納得してしまう人もいると思いますが、

ジャームッシュ、初めて聞くな!って人は
なおさら『パターソン』、必見です。

ーーーーーー

パターソンという町に住む、主人公パターソン。
朝起きて、妻に軽くキスをして、
妻は寝ぼけながらさっき見た夢の話をする。
シリアルを食べながら、お気に入りのマッチ箱を眺め、
弁当を持って仕事へ行く。

職場へ向かいながら、詩を思索する。
バスの運転手のパターソンは、心の詩人。

ふと気づく、言葉が溢れる、詩が生まれる。
。。。。。


ーーーーーーー
この映画、こうしてストーリーを書いて行くと、
どこまでも書いてしまって、最後まで書いてしまいそうなくらいに
何にも起きないありふれた日常の映画なのです。

で、なんなのかというと、

何かが起きるのは、“見ている私たちの中に!”なのです。

どういうこと?と思うかもしれませんが、
その出来事は、あなたのはあなたにしか
私のは私にしか、わかることができないもので、
この映画を見たらわかります。

もう、絶対スクリーンで見て欲しい。
映画館の暗闇でしか、
このパターソンさんには出会えない気がする。
そして、犬のマーヴィンにも。

いやー、多くを語れない映画ですみません。

でも、今年の1番の大傑作!です。

(シネマ5支配人田井氏は今年のナンバーワンと言っています。ちなみに私は『たかが世界の終わり』が今年の1位ですが、並びます!選べないです。)

さてさて、暑い夏を抜け、
気持ちのいい季節に、映画館は勝てない。
みんな、外へ出かけてしまうのは、本能のように当然ですが、
これだけは見逃さないで!

大西明美

『パターソン』

監督|ジム・ジャームッシュ
出演|アダム・ドライバー『スター・ウォーズ/フォースの覚醒』、ゴルシフテ・ファラハニ『彼女が消えた浜辺』、永瀬正敏『ミステリー・トレイン』
配給|ロングライド
Photo by MARY CYBULSKI ©2016 Inkjet Inc. All Rights Reserved.
 
 
 
【上映期間】
2017.09.23(土) - 2017.10.06(金) 2週間上映
 
【上映時間】
9月23日(土)〜9月29日(金)
昼11:40〜1:46  夕4:15〜6:21  夜8:50〜10:56
※9月26日(火)夜8:50の回、休映
 
9月30日(土)〜10月6日(金)
昼1:55〜4:01  夜6:30〜8:36
 

【会場】

シネマ5

大分市府内町2丁目4-8

TEL 097-536-4512 / FAX 097-536-4536

オフィシャルサイト http://www.cinema5.gr.jp