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Cool Japan おおいた 代表 中村良司インタビュー!

大分のサブカルチャーを推進・発信していこうと立ち上げられたCool Japan おおいた

その代表である中村良司さんにCool Japan おおいたの活動内容、大分のオタク文化の現状、大分駅ビル、大分県立美術館OPAMの完成にあたって大分市が進める「大分ヒロガルシティ」プロジェクトの中核をなすスマイル隊隊長としての活動、それから初音ミクについていろいろと聞いちゃいました!

オタクって響きだけで敬遠されがちだけど、1つのコトやモノ、1人のヒトを馬鹿が付くくらい好きになれるって幸せなこと。

このコトなら、このモノについてなら、このヒトのことなら、誰にも負けない知識や想いがある!って自信を持ってるオタクは格好良い。中村さんの話を聞きながらそう感じました。

それに自分の好きなコトやモノ、ヒトについて語ってる人は実に楽しそうで、こっちが恥ずかしくなるくらいキラキラしてる。

まぁ2人ともいい年したおっさんなんですが。笑

以下、インタビュー

Yadorigi編集長 一尾(以下、一尾)

:「Cool Japan おおいた」というのは、どういう団体なんですか?

中村良司(以下、中村)
:正式名称が一般社団法人九州サブカルチャー連盟Cool Japan おおいたっていう名前で長ったらしいんですけど。どういう団体かって言いますと、海外でCool Japanって呼ばれてるもの、ざっくり言うと、アニメ・漫画・フィギュア・アイドル、あと初音ミクに代表されるようなボーカロイド。そういったものを含めて、そこから派生した、ちょっとアンダーグラウンドな文化ですよね。ポップカルチャーっていうんですかね?例えば初音ミクの曲に合わせて生声で歌おうっていう「歌ってみた」。そういった文化だったり、漫画で言えば自分でストーリーを描く同人誌みたいなオタクカルチャー、そういったものをどんどんPRしたい!推進、発信していこうと。分母を増やしてローカルでも、ローカルの人たちだけでも盛り上がるようなイベントだとか、賑わい創出って言ってしまうとありきたりなんですけど、、そういった活動をしていこうかなと。

一尾:なるほど。

中村:今まで任意の団体はたくさんあったんですけど、だいたい皆さん昼間は仕事されていてプラスαで無理をしながら運営をやってたりして、お金は当然かかると思うんですけど有志で出し合ったり、イベントであれば入場料などで何とか賄ったりしてるんですけど、見てると大変そうな感じだったので、、

一尾:それぞれに立ち上がっていたイベントを纏めるような団体?

中村:簡単に言うと面倒くさいことはこうしよう!とか、僕もずっと営業をやってたし、市にしても企業にしても決定権持ってる人っていうのは僕と同じ40代くらいの世代の人なので、20代の子が頭下げてお願いするより、僕くらいのおっさんが泣きながら「本当お願いします!」って言えば話聞いてくれるかなぁと。笑

一尾:笑。じゃあ、自分がこういうものが好きで、こういうイベントをやりたいっていう時に中村さんに相談すれば、、

中村:そうですね。

一尾:いろいろアドバイスをもらいながら、形を作っていけると。

中村:もちろん、僕なんかよりもコンテンツや能力はその子たち方があるわけでよ。ダンスにしても絵を描くにしても。ただ、どうやって人を集めたらいいかとか、どうやってお金を集めたらいいかとかいうような事を僕が全て出来る訳じゃないですけど、今まで作ってきた人脈と交渉しながら、これから駅ビルも出来ますし、大分市は今とにかく人集めて何かやりたい!って飢えてるんですよね。逆に発表したい、人を集めて騒ぎたいっていう若者もいると。そこを上手くパイプで繋げてお互いWinWinになるような。そしてそういう活動を続けていくのであれば、お金は絶対かかるので負担の無いようにサポート出来ればと思って始めてはいるんですけど、まだ志半ばでかなり苦戦しながらやってます。笑

一尾:Cool Japan おおいたのような団体各都道府県にあったりするんですか?

中村:法人として活動しているのは、僕のヲタ芸の師匠がNPO法人大分県サブカルチャー推進協会っていうものを作ってやってます。そことも連携してやってたりもするんですよ。あとは鹿児島の方にも同じようなNPO法人がありますね。九州は僕が調べた所、3つか4つかしかそれに特化したとち狂ったオタク結社ってのは無いと思います。笑

一尾:笑。そういった活動をここ大分で始めようと思ったのは、大分のサブカル文化っていうのは他の県と比べても熱いものがあるんですか?

中村:ありますね!っていうのは大分の県民性って保守的じゃないですか?やっぱり隠れて皆やってるんですよね。イタイって思われるんじゃないかとか、実際に高校生なんかに聞くといじめの対象になってたりもするんですよ。例えば「進撃の巨人」が好きな男の子がいますと。俺はリヴァイ兵長みたいに!とか恰好良いじゃないですか?でも中には平和的なアニメが好きな男の子もいて「プリキュア」とか「アンパンマン」とか「妖怪ウォッチ」が好きな子いる訳ですよ。その子がジバニャンとかプリキュアの絵を描いてたら「キモいわぁ」とか思われたりするんですよ。同じアニメが好きなのに差別化されてしまうんです。だから僕なんかいい年して「プリキュア」大好きだし、ジバニャンの缶バッジなんかいっぱい付けてるんだぞぉ!って。でもきちんと仕事をして、若者たちの為に一生懸命やってるし、オタクだけど何か?っていう。そういった人柱じゃないですけど、そういったものに僕自身もなりたいなと思って。そんなに卑屈になる必要もなく、全然これは世界に誇るべき文化だからっていうのをもっとオーバーグランドにPRをしたいなと。実際に大分では知人の目があるから福岡のイベントに行ってみたり、熊本に行ったりするコアな人もいるんですよ。向こうだったら弾けられるからとか。むこうだったらもっと人が集まって楽しいからっていうことで。でもやっぱり行くには交通費や時間もかかるじゃないですか?だったら大分で出来たら交通費分のお金で誰かのイベントであればグッズが買えるし。逆に今まで行ってた福岡・熊本から人を呼べるくらいの何かをしたいなっていう。

一尾:実際、アンダーグラウンドなサブカルチャーと呼ばれるものに籠ってるけど、その自分の好きなものを認めてもらいたいっていう葛藤があるんですかね?

中村:オタクカルチャーってイタくてキモい部分も残しとかなきゃいけないんですよ、やっぱり。あんまり健全過ぎるのも良くない。これはクラブミュージックも一緒じゃないですか?

一尾:そうですね。

中村:オーバーグランドで昼間に野外でやる健全な部分も有りだし、如何わしいことをやってるわけじゃないですけど地下に潜って聴くクラブミュージックも一緒で、イタくてキモい、ちょっとカルト的でコアな部分も残しとかなきゃいけないので。そのためにもいろんな発信をして分母を増やしてもっとコアなのはこっちにあるぜ!っていうふうにしていければ、今まで100人しか集まらなかったのが120人になり、それを月一くらい定期的にやれれば面白いんじゃないかと。そうすればローカルでも有名人をドーンっと呼んで人を集められなくても、ローカルの人たちが楽しめるようなオタク的なイベントが出来ればなと。

一尾:最近で言えばハロウィンでの仮装なんかは日本でもかなり浸透してきて、渋谷や六本木なんかは凄いことになってましたけど、あれくらい気軽に楽しめる場と人が集まるイベントがあるとさらに深いものを知れるキッカケになりますよね。僕も今ではかなりのクラブミュージック好きですけど、そこにハマっていったのはやっぱりもともと音楽が好きでクラブジャズをキッカケに好きなDJジャイルス・ピーターソンを知り、ラジオやクラブでジャイルスがかける今まで知らなかった領域の音楽に触れることになりました。クラブっていうとただのナンパの巣窟っていうイメージが強くて毛嫌いしてたんですけど、ジャイルスのイベントで始めてクラブに行って、純粋に音楽を楽しむ場所もあるんだと初めて知りました。そういう偏見を捨てないとより深い、楽しい場所は見つからないのかもしれませんね。

中村:もともとオタクではあったんですけど、カルチアパークでやってるイベントが今でも続いてるんですけど、それをネット上であそこでコアなオタクのイベントやってるよっていうのを聞いて行ったんですよ。そしたらまぁ楽しくて。笑

一尾:笑

中村:こんなのがあるんだ!そこに300〜400人くらいいる訳ですよ。コスプレしてる子もいれば、バンドやってる子もいて、ヲタ芸をやってる子たちもいて。

一尾:中村さんと最初に会った時の印象がスーツでヲタ芸を踊る人!でしたからね。笑

中村:そうそう。笑。いや、ぶったまげてですね。これ面白いな!って。僕が楽器が出来る訳ではないし、音痴なんで歌もそんな上手くないと。でもヲタ芸ってとにかく曲に合わせて、皆と同じ踊りをする。これ楽しいな!ちょっと教えてもらおう!で、師匠を探して教えてもらって、、

一尾:その方がNPO法人の?

中村:そうです、そうです。大分でNPO法人大分県サブカルチャー推進協会を立ち上げてる僕の師匠です。に教えてもらって、次のイベントに行くと前回は観てるだけだった自分が今度は輪の中に入って、同じ曲に合わせて皆と一緒にやってるわけですよ。で同じとこで叫んでるんですよ。

一尾:それに恥じらいなく加わるにはどうすればいいんですか?

中村:ヲタ芸に関しては人体的なスキルは必要ないんです。いかに羞恥心の壁を越えられるかですね。

一尾:そうですよね。そこが難しい。笑

中村:僕なんかは商店街とかでもヲタ芸の公開練習的なものをやってるんですけど、面白いのがやってると皆バァーって集まって来るんですよ。観てるだけなんですよ。そのうち、ちょっと酔いの入ったお兄ちゃんの団体が4、5人来ました。1人に「ちょっとやってみなよ!」ってやりだすと「俺も、俺も!」って集まってくるんですよね。

一尾:お酒入ってれば、、

中村:数の原理だとも思うんですよ。やって盛り上がってる人たちの方が多ければ入っても紛れてしまうんで。僕もそうなんですよね。オタクのイベントはみんなそうなんです。やらない方が、、

一尾:どっちが違和感か、、

中村:可笑しいかっていう。むしろ何かやりたいなって思う訳ですよ。野外でイベントがありました。次は参加しよう!とか僕もコスプレしていこう!とか段階を踏んで、だんだん分母も増えていくと思うんですよね。そこからさらにちょっとコアなイベントもやってますって言えば、今まで2、30人しか来なかったイベントも100人、200人と増えていくんじゃないかなと。知らない人が多いんですよ。好きなんだけどどこでやってんの?って。東京のコミケまでとかニコニコ超会議には行くけど大分でそんなのやってたの?っていう人も実際いるんですよね。

一尾:そういうイベントの告知はFacebookとかですか?

中村:FacebookとCool Japan おおいたのホームページ、一ヶ月前にやっと作ったんですけどね。あとTwitter。で、大分のオタクの人って結構mixiをやってるんです。mixiだとハンドルネームでできちゃうので。懇意にしてて福岡のイベントなんかにも一緒に行ってる人でも本名知らないっていう人いますよ。

一尾:そういう人同士で行った方がはっちゃけられるかも。

中村:はっちゃけられますよ!今、mixiをなかなか真剣にやってる人少ないんですよ。高校生なんかもmixiの世代じゃないんですよね。Twitterか早ければFacebookも普通にやってる子たちも多いんで。でもmixiで割と盛り上がってたりもするんですよ!そういう情報をホームページとかFacebookでこういうことやりまっせ!って告知した方が今まで来たことがなかった人も来てくれるかなって。

一尾:ぜひ、そういった大分のサブカルチャー情報をこれからYadorigiで中村さんにもご協力頂こうかなと。

中村:具体的にはどのようにしていけばいいですか?

一尾:中村さん自身が定期的に行うイベント情報はもちろんですが、中村さんの知ってる人たちがやってるこんな面白いイベントがあるよ!っていう僕の届かない部分の情報を中村さんの超個人的な独断と偏見でコメントをもらいつつ、イベントの紹介などをして頂ければなと。あとイベントチラシデータなんかも頂ければ掲載出来るのでよろしくお願いします!

中村:いやいや、こちらこそ、よろしくお願いします!むしろ、これまでのYadorigiを読んでる大分のちょっとオシャレな人たちと僕のような、いわゆるオタクっていうコミュニティってほぼ接点ないんですよ。

一尾:でも、Yadorigiで連載してくれてる人たちもコアな人たちなので。笑。シネマ5の大西さんも映画オタクだし。カモシカの岩尾くんは本のオタクだし。そしてそれを楽しみにしてくれている読者がいる。だから対象が違うだけで共通する部分は絶対あると思うんです。

中村:そうなんですよ!あるんですけど、、

一尾:交わらない、、

中村:そうなんです。僕から言うと勿体ないんですよ。例えばジャズDJがBOYCEで50人くらいのイベントしてます。かたやアニソンDJが別のどこかでイベントしてます。同じ音楽のイベントなんで何か行き来が出来ればなと。アニソンDJって文化的に言っても10年もないくらいなんですよね。PCDJので育った子たちは臆してる部分があると思うんですよね。本当のDJってレコードでやったりするじゃないですか?でもそれはそれで良いわけで。同じ音楽なんだから知らなければ自分にない技術を持ってる人たちなんで、そこに交流が出来てアナログのやり方を教えてくれませんか?とか逆にPCDJのやり方を教えてもらったりとか。双方の交流が出来た方が面白いんじゃないかなって。ずっとジャズDJしてた人がアニソンも面白いなって思ってくれたら。アニソンにもジャズの曲はあるんですよ。ルパン三世のテーマ曲もアニソンですから。そういったセンスを持ってる人にジャズでもハウスでもいいんですけど、アニソンをmiしxながらDJをやってもらいたいんですよ!

一尾:面白いですね。

中村:ジャズがかかってて渋い人たちがいる中にオタク系の人も混じって「おぉ、キター!」とか言いながら聴いてるのも面白いなって。アニソンDJの人は基本アニソンしか聴いてないんですよ。DJやってる人っていうのはいろんな曲聴いてるでしょ。耳の濃さが、、まぁどっちが上でどっちが下かはあえて言いませんけど。笑。

一尾:アニソンDJっていうのはアニメソングしかかけない?

中村:ですです。

一尾:アニメソングだけでmixしてるも凄いと思うけど。笑

中村:だから他のイベントに行け!と。普通の大人しい曲をかけてるものあれば、君たちがあんまり近づきたくないような人たちが集まるアゲアゲの曲をかけるイベントに行ってさ、雰囲気とか観てくればいいのにって。そこで俺はあいつとは違うような曲のセンスを持ってやりたいっていうんであれば、その枠から出ることが必要だと思うんですよね。アニソンって言ってもアニメのタイトル曲になってるだけであって、音楽的には素晴らしい楽曲のものがあったり。アニメのストーリーの主題歌ありきでアニソンを聴くんじゃなくて、音楽として聴く耳を持った方がいいんじゃないかなとも思うんですよね。だからいろんなところに行ってほしいんですよ。そういうことをすれば他の子たちと差別化出来るんじゃないかなぁと。

一尾:アニメソングのDJイベントも大分でやってるんですか?

中村:いっぱいありますよ。

一尾:人も結構来るんですか?

中村:それが来てないんですよ。

一尾:クラブDJと一緒ですね。笑

中村:現状はもっと酷いかもしれないです。もともと分母の少ない所でポツポツポツとできて、やってることは変わらないし、悪く言えば曲の垂れ流しですよ。ってなると飽きちゃうでしょ。あの人がDJするんだ!絶対面白いことやるからって行くような人は1人か2人ですね。だからみんな飽きちゃって来なくなるし、分母がもともと限られてるとこから減っていき、さらにイベントだけは増えていくと、、LEAP CAFEってご存知ですか?

一尾:NIWAくんがやってる、、

中村:そうです。彼もこのCool Japan おおいたの理事の一人なんですよ。彼にお願いしたのは全く反対側の人なんですよ。そういう人がいなきゃいけないなと思ったんですよね。オタクの少し向上心があったり探究心があったりする子たちはNIWAさんのイベントに行って聞いたりしてるみたいですよ。「アナログってどうやるんですか?」とか。

一尾:NIWAくんの場合、キャッチーな曲かけるし、盛り上げるのも上手いから。

中村:そうなんですよ。この間、BittsHALLでハロウィンのイベントした時にDJしてたんですよね。聞かされてたんですよ。「ヴォーカロイドの曲どこかで一発かけるんで、どういう状態であってもヲタ芸してくださいね。」って。僕はダースベーダーの格好してNIWAさんがDJしてる時に待機してて、、ビックリしたのが「このタイミングで来ちゃうわけ!?」みたいな。笑。今までにないアニソンDJとかではあり得ない、このタイミングで!っていうところで、その曲が流れたんで。Pharrell Williamsの「Happy」をかけてからだったんですけど、後ろで流れてる曲がそれっぽいなって思ったらガって変わって。「こういうタイミングで来るんだ!」みたいな。

一尾:「Happy」といえば、Youtubeに大分バージョンも上がってましたけど、あれもCool Japan おおいたの一環なんですか?

中村:ですです。あれ実は今でも一日100回くらい再生回数増えてて、今41,000くらいいってます。

一尾:へぇー、すごい!

中村:良かったのが、「おんせん県おおいた」って付けてて、県が「おんせん県おおいた」のPRのためにいろいろとYoutubeにあげてるんですけど、それを検索すると引っ掛かるんでしょうね。「おんせん県おおいた」って検索するとたぶん一番上に「Happy」が上がってくるんですよ。笑。で、県のホームページにも載せてもらってますし。

一尾:あれをやろうと思ったキッカケは何だったんですか?

中村:Cool Japan おおいたの理事の一人にタカセイチロウっていう人物がいるんですけど、鶴崎の方で学校をやってるんですよ。その人はモノノフなんですよ。モノノフっていうのはももクロのファンなんですけど。今年の5月にPharrell Williamsの「Happy」に合わせていろんな人が踊ってるシーンを集めた映像がすごい話題になってると。「これ来ますよ!やりませんか?」と。去年、フォーチュンクッキーで大分はすごい出遅れて公式になるのもギリギリでだったので、今回は我々でやりましょう!って言って。最初はホルトホールに30人くらい集めてやりましょうって言ってたのがFacebookでどんどん広がって、ウチにきてほしい!とか、そんな感じで結局、400箇所くらいで、、

一尾:400箇所!?すごい!!

中村:サブカル要素満載なので。少しでも多くのが人に観てもらって「大分、楽しいなぁ」っていうのが伝わってくれると嬉しい。よく出演者から聞くんですよ。「Happyに出てた方ですよね?」って聞かれたって。笑。この間、ドンキに行ったら「Happy」が流れてて女子高生の子が「これCool Japan おおいたがキモい動画上げてたよね」って言ってたとか。笑。結構、観られてるんだなって。嬉しいなぁって思いました。ただマイナスなのがホーム側ですよね。オタク界隈からは結局、Cool Japan おおいたって何がやりたいの?って。そういうふうに思われるんですよ。いろんなことをやってるんで。ぶっちゃけ、やりたいことをやってくだけなんですけどね!

一尾:そういうやりたいことやれる経験と人脈を持ってる人たちに頼れる場所があるっていうのは助かりますね。

中村:なんでもいいんですよ。若い人でも企業でも何かこういうことをやりたいんですけど、上手いこと出来ませんかね?っていう人がいれば、同じような事を考えてる人たちがいたよな、、で話をつけてあげて、じゃあこういった形でやりましょう!予算をこれくらい組みますんで、とか。その代わり集客はこっちでこれくらい集めます!みたいな。やってる子たちにあまりリスクなく、させてあげられればなぁと思います。もちろん僕も仕事辞めてこれ一本なんで、日々、その為に動ける活動資金も生みたいな、とは思いますけどね。

一尾:サブカル系イベントコンサルタントですね!そういった経験から今、大分駅ビルと県立美術館ができるにあたって大分市が「大分ヒロガルシティ」プロジェクトというものを立ち上げて、その中の一番大きな動きとして話題になっている「スマイル隊」を纏める隊長に任命されてますけど、、

中村:本当、大変です。笑

一尾:スマイル隊の主な活動はどういったことをしてるんですか?

中村:そうですね。今はフンドーキンマンションで風船を使って、5,000個の灯籠を作るワークショップを毎週土日にやってて。FacebookやTwitterで告知してるので、観に来たり、やってみたいっていう人が来たりしてますね。

一尾:それは一般の人たちも行って、灯籠を作るのに参加出来るんですか?

中村:出来ます、出来ます。で来てくれた人の写真を撮ると。そういった動きももっともっとワーってヒロガルようにしたいなぁと思いますね。なかなか動き回ると説明も難しいんですけど、拠点が1つ出来たので誰かしら手の空いてる子がプロジェクトの説明をして、写真を撮って、チラシを渡してヒロガルのオフィシャルサイトのこととか、Facebookでいいねしてくださいねーとか。ゆっくり話が出来るので。笑

一尾:去年末から3ヶ月限定でしたけど、フンドーキンマンションでアートプロジェクトも行われて、場所として知名度もそこそこ浸透してるでしょうし。で、今作ってる灯籠とか撮ってる写真はどういった形で使われるんですか?

中村:3月の21、22日、駅ビルと県立美術館がオープンする日なんですけど、それに合わせて一番デカいメイン会場になるのがパルコ跡地の駐車場でステージとかを作ってそこの装飾に今作ってる灯籠を使うと。でプラス何箇所か、ある時間に一斉に点灯しますと。で、撮ってる写真は編集して完成記念のPVみたいな形でサンリオのビルの壁面に投影しようかなっていう感じになってます。

一尾:大仕事ですね!Cool Japan おおいたとスマイル隊隊長の両立は大変だと思いますが、頑張ってください!

中村:ありがとうございます!

一尾:そもそもサブカルチャーにどっぷりハマるキッカケは何だったんですか?

中村:もともとはオタク一辺倒ではなくて、コレクターだったんですよね。ジーンズ集めるのが好きだったのと70年代のSEIKOの時計が好きで、、

一尾:渋い。

中村:時計を集めるのが好きで、ロレックスのデッドストックとかそんなのは無理ですけど。いろいろ観てるとSEIKOの70年代のデザインがまぁ素晴らしいんですよ。シンプルなんですけど。クオリティーはロレックスが何十万もかけて作ってるのと遜色ないんですよ。それがこの金額で?って。高くても数万円までなんでリーズナブルなんですよね。だから文字盤の違いだけで3種類持ってみたり。あるじゃないですか?70年代独特の派手派手しい文字盤のやつとか集めたりしてたので。そういう面ではアニメや漫画が好きなオタクだけではなく、もちろん洋楽含め音楽も好きだったので。僕の中で音楽はFreddie Mercuryで止まってたんですよ。それが2008年に初音ミクっていうソフトが出てですね、何じゃこりゃ!っていう感じで再燃したんですよね。そこからですね、オタクに、、

一尾:初音ミクの良さが全くわからないんですけど、、何が惹き付けてるんですか?

中村:表現方法なんですよ。僕が一番ビックリしたのが、ある曲の歌詞で「恋に落ちる音がした」っていう表現があったんですよ。「恋に落ちる」とか「恋に落ちた」ではなく「恋に落ちる音がした」ていう「落ちた音がする」っていうのは初音ミクのオリジナルの表現なんですよ。ボーカロイドなんで音でしか表現が出来ないわけですよ。落ちると音がしますよね?こういう表現って、ならではの表現だなと。これは初期の作品なんですけどね。自分の気持ちを初音ミクっていう女の子を通して、向こうにいる人にアピールしようとしてるんですよね。「電子音でこの気持ち伝えるよ」とか、そういう表現の仕方を初期の作品の時にしてて。何か不思議な気持ちがしたんですよね。「恋に落ちる音がした」って。「あぁソフトだからね、君は」って。その時期、僕ネトゲ廃人だったんですよ。笑。オンラインゲームにハマってしまって。バーチャルで自分のアバター(キャラクター)を動かして向こう側にいる人と繋がってって。だから何となく気持ちがその時わかったんですよね。あ、この曲を作った人はこういう気持ちを、今までは直に「俺の気持ちをしってくれ!」みたいな感じでヴォーカルが歌うじゃないですか?そういう直接、伝えるんじゃなくて初音ミクっていうフィルターを通して発信することによって、より多くの人に聴いてもらおう、聴いてくれっていう表現方法を取ってるんだなって。

一尾:クリエイターとして。

中村:そうなんですよ。すごく女の子の気持ちを歌ってる歌なのに作ってるのは男なんですよ。すごいな!って思って。

一尾:そのリアルなものがつんく♂だったりするんですかね?

中村:あぁなるほど、なるほど。

一尾:つんく♂が作詞・作曲してモーニング娘。が歌うみたいな。

中村:あ、そうですね。それの2次元版ですね!で、プラスαそれをニコニコ動画に上げちゃうわけですよ。そこで動画再生数がバーッと増えるとメジャーな音楽レーベルがCDにしていいですか?と。OKが出れば、そこで契約完了、お金が入るっていう。

一尾:それは1曲ずつ違う音楽レーベルが契約するんですか?

中村:ですね。だから○○Pって書くんですよね。Pはプロデューサーとかアップ主の略らしいんですけど、本名知らない人たくさんいますよ。有名な人も名前を明かさないでやってたりもしますし。

一尾:あ、それって同じ人が全部作ってるわけじゃなくて、初音ミクを使っていろんな人が作った曲を歌わせてるんですか?

中村:そうです、そうです。だから今この瞬間にも誰かが作ってます。しかも、大分にも割と有名な人がいます!

一尾:えっ、そうなんですか?

中村:どこに居ても出来ることなんで。

一尾:なるほどね、そういう仕組みなんですね。作詞家があのアーティストに歌ってほしいっていうのと似た感覚なんでしょうね。

中村:そうなんです。そして、ただの音楽だったのが、せっかくなんで踊らせようよってことでMMDっていう無料ソフトを作った人がいるんです。ミクミクダンスの略なんですけどね。曲に合わせて動きを付ける人も出てくるんですよ。

一尾:振り付け師が。笑

中村:それがめちゃくちゃオタクなんでクオリティー高いんですよ!それでフィギュアとかに出てる初音ミクのイメージが固まったわけですよね。面白いのがセガが持ってる初音ミクの顔とファミリーマートが持ってる初音ミクの顔って違うんですよね。

一尾:そういう話を聞くと深いですね、なかなか。やっと何となく理解しました。ずっと同じクリエイターがやってるもんだと思ってました。じゃあ歌も曲も振り付けも初音ミクに魅せられたオタクたちが作ってるんですね。

中村:それこそこの間、シネマ5の大西さんにお話し頂いた「ぼんとリンちゃん」っていう映画の主題歌も40mPっていうボーカロイドの超有名な人が作った曲で。あのチラシをパッと見せられた時に一番そこに目が行ったんですよ!「えっ40mPが曲、作ってんの!?」って。40mPさんって、すごい聴かせるというか泣きの曲をいっぱい作るんですよ。超有名人です!で映画の監督さんと話す機会があったので、聞いたんですよ。「どうやって40mPさんの曲が主題歌になったんですか?」って。40mPさんの曲がみんなうたで有名になる前、、だから2年前くらいに直接交渉して、その時はプロになろうかこのままやろうかって迷ってた時期で良いタイミングだったので、快く提供してくれたと。今だったら無理かもね〜みたいな。

一尾:そういったボーカロイドの世界からリアルな仕事に広がったりもしているんですね。

中村:去年でしたっけ。TOYOTAが出した車のCMに初音ミクの曲のピアノバージョンが使われてましたよ。北米のTOYOTAのプリウスか何かのCMには初音ミクが出てますからね。笑。

一尾:笑

中村:あと都市伝説になってるんですけど、ロンドンオリンピック。あの時に国歌斉唱を誰に歌わせようっていう国民投票をしたら1位、初音ミクだったらしいですよ。

一尾:笑

中村:ヨーロッパでもすごい人気なんで、あながち都市伝説でもないかなと、、

一尾:笑。今日はいろいろと初音ミクについて知れて良かったです。

中村:だいたいがアニメかゲームのキャラクターくらいにしか思われてないんですけど、、

一尾:僕もそういう認識でした。

中村:もともとYAMAHAのボーカロイドっていうソフトを北海道にあるクリプトン・フューチャーっていう会社がライセンスを買ったんですよ。で声優さんはちゃんといるんですよ。声の元音源の人の音をそれにあてて、初音ミクっていう名前にして絵を描いてパッケージを売っただけなんですよ。

一尾:それを使って自由に歌詞つけて、曲つけて歌わすことが出来るっていう。

中村:初音ミクってネギを持ってるんですけど、何かのキャラクターがネギ持ってたから初音ミクにも持たせたらそれがすごいウケちゃって、それが逆に公式になっちゃったんです。フィギュアでも持たせてたり、ネクタイしてるんですけど、それがネギだったり。笑。面白いですよ。初音ミクってYoutubeで検索するとYMOの曲を初音ミクで作ってたりしてて、全く同じなんですよ。ギターとかも。で「ライディーン」てとこだけ初音ミクの声だったりして。これいいなって。HMOっていうですかね。Hatsune Miku Orchestra。iTunesでも普通に売られてます。僕も4、5曲ダウンロードしました。笑

一尾:話尽きないですね!笑

中村:尽きないですよ!この辺にしときましょう。笑

一尾:そんな中村さんが代表を務めるCool Japan おおいたが主催するイベントが今週末12月14日(日)にあるそうですね?

中村:そうなんです!「ラブライブ!」の東條希の声優 楠田亜衣奈さん、西木野真姫の声優 Pileさんによるユニット、Please & Secret(プリシク)のライブが、ホルトホール大分 小ホールで開催されることが決定されます!チケットも残りわずかなんですが、、詳細はCool Japan おおいたホームページでご確認ください!

一尾:今日は本当にありがとうございました!

中村:こちらこそ、つい熱くなってしまって長くなってしまいましたが、ありがとうございました!

ー Please&Secret「あしたへ咲く花」発売記念スペシャルライブ @ホルトホール大分 ー

日程:2014年12月14日(日)


場所:ホルトホール大分 小ホール
   〒870-0839 大分県大分市 金池南1−5−1
   TEL:097-576-8877
・開場&物販スタート 18:30
・ライブスタート 19:00
・チケット料金 前売り:2,000円+手数料 当日:2,500円
 ※当日券は前売り券の販売数次第ではご用意できない場合がございます。

詳細はこちらから

Cool Japan おおいたホームページ

http://www.cooljapanoita.com/