2015年10月18日(日)、AT HALLで開催される舞台「劇団不在vol.2『その透過する鏡』」。
「再訪のひと」でも取り上げた劇団不在の座長であるルーシーが、普段なかなか知ることの出来ない「劇団不在vol.2『その透過する鏡』」の稽古風景を紹介してくれます。
2015年1月の旗揚げ公演作品「face to face」、同年7月に福岡での一人芝居フェスティバル「INDEPENDENT:FUK 15」参加作品「饐えた白金」に続く、劇団不在vol.2は
美術制作に注目の若手美術家、田中愛理
映像制作に注目の若手映像チーム、imaginary
を加え、さらに表現の幅を広げる舞台となる。
普通の演劇になるとは、到底思えない、、
本番に向けてどんな稽古をしているのか?
どのような思い・感情がぶつかるのか?
舞台がどのようにして作られていくのか?
舞台が出来上がるまでの過程を追ってくれる「劇団不在、創作現場の汗と汁(ルーシー)」。
※ルーシーの発音は業界用語のシースーと同じです。
どうぞ、お楽しみください!
『その透過する鏡』稽古日誌 「劇団不在、創作現場の汗と汁」その1
8月18日(火)
稽古初日。台本の読み合わせ、これからの打ち合わせから始める。
初めての座組となる。ここで初めての顔を合わせる人たちもいる。
これからの創作に向けて、心理的壁を無くしていくようなワーク。そして単純にボードゲームで遊ぶ。
俳優と、スタッフ、入り混じって遊ぶ。
体幹トレーニングと発声練習。本番に向けて身体を作っていく。
台本、面白い。自分で書いた本も、俳優が読んでくれると、百倍面白く感じる。
8月20日(木)
今作品の俳優、ルーシー、矢田未来、うっちーさんの三人が揃うはずであったが、急遽うっちーさん欠席、ルーシーと矢田未来の二人での稽古。
二人のシーンを作っていく。
けらけら笑いながら、リラックスしたムードで動きの打ち合わせをしていく。
遊びながらシリアスなシーンをつかんでいく。
笑えるシーンほどシリアスに、シリアスなシーンほど笑って創作するのが好き。
8月24日(月)
俳優三人そろう。矢田未来とうっちーさんのシーンを中心に読み稽古を進める。
矢田未来とはここ1年以上の創作を共にしていたのだが、うっちーさんとは初の創作となる。
お互い未知だが、うっちーさんと矢田未来は以前同じ劇団で創作をしていた仲なので、うまくいっている。スムーズに読み稽古が進む。次は台本を持ったまま動く半立ち稽古を始めよう。
(※半立ち稽古とは、まだ台詞を覚えきっていない時に台本を持ったまま立ち稽古することである。)
本番まで時間もないし。
ちょっとずつ、この三人での舞台の形が見えてくるが、まだ焦らず靄を探るように進める。
8月27日(木)
前回の矢田うっちーペアの稽古部分を、半立ち稽古に発展させる。動きの打ち合わせ。
実際に立ってみての演技のすり合わせ。
具体的な指示はまだ出さない。
俳優にヘラヘラ笑って遊んで楽しんでもらう時間が大事だと思う。
ルーシー矢田ペアのシーンも進める。
前々回やった所を返す。
立つ二人と見る一人の構図になる。
きっとこれからこの構図が多くなるだろうから、お互い立っていても見ていても気が抜けない。
8月31日(月)
本日も、俳優は矢田ルーシーの二人。
二人のシーンを進める。
あまりセリフに頼らないシーン。
動きの打ち合わせが大体済んだので、ガンガンシーンを進めていく。
今作品はエピソードがぶつぶつ切れているので、早くパーツを作って、組み合わせて通し稽古をしたい。
先に進み、結末を迎えることで大切な前半のシーンを見直して、深めていくことができる。
矢田ルーシーのシーンはなるべくさっさと片付けてしまいたい。急いで台本を手放して稽古をしたい。
が、ルーシーのセリフ覚えはあまりよくない。これは大事なこと。
【日時】
2015.10.18(sun)
1st.open 15:30 start 16:00
2nd.open 19:30 start 20:00
【場所】
ATHALL
大分市中央町2-6-4エムライフシティビル3F
URL http://athall.com
【料金】
前売り1200円、高校生900円 当日300円UP
※「大分舞台芸術フェスティバル2015」 参加作品の半券をご持参で、
当日受付にて200円キャッシュバック
作・演出 ルーシー・ラブグッドウィル
出演 ルーシー・ラブグッドウィル
宇都宮 千博
矢田未来
美術 田中愛理
映像 imaginary
制作 久原淳子
協力 Web Magazine Yadorigi
ご予約は以下までお願い致します。
Web 申し込みフォーム http://urx3.nu/nOPc
mail gekidanhuzai@gmail.com
tel 090-8760-7368(担当:ナカハマ)
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