劇団5454(ランドリー)『好き』公演まであと5日!
みなさん、もうチケットは買いましたよね?
『好き』をもっと楽しんで観てもらうために、Yadorigiが工藤佑樹丸を丸裸に!?
いや、温泉に入ってもらっただけなんですけど、、
今、一番好きなヒト・モノ・コト、恋愛観、今回の役である幸太を演じること、メディア初告白の大分での甘酸っぱい記憶、熱いメッセージを語ってもらいました!
2回以上『好き』を観る予定の人は、『好き』を観たあとにこれを読んで、工藤くんのパーソナルな部分に触れてからまた『好き』を観るとまた違った面白さがあるかも??
何もかもをまっすぐ正直に話しちゃう工藤くん、かなり『好き』になりました♥
大分公演は5月31日(水)19:00- と6月1日(木)14:00- 19:00- の3ステージです!
両日とも19:00- の回は残りわずかです!
お見逃しなく!!
公演詳細・チケットの購入はこちら!
http://4484.jp/54st/suki.html
工藤佑樹丸 主演『好き』大分公演直前インタビュー!!
Yadorigi編集長 一尾(以下、一尾):今、一番好きなヒト・モノ・コトをそれぞれ教えてください。
劇団5454(ランドリー)工藤佑樹丸(以下、工藤):今、好きなコトは人と会うことです。大分に来てることで宣伝も兼ねてるんですけど、初めましての人とコミュニケーションをとることが一番楽しくて好きですね。モノは、さっき入ったってのもあるんですが、温泉が1位になりましたね!笑。温泉の力凄いな!っていうのを改めて。9~10年ぶりとかなんですよ、別府温泉。大人になって改めて、温泉ハマるなって。
一尾:ランドリー以上に洗い流されました?
工藤:ランドリーの比じゃなかったです。笑
一尾:笑
工藤:大分に来るんだから、ランドリーのみんなも絶対温泉入った方がいい!で、好きなヒトっていうか、僕、基本的に好きなんですよ、ヒトが。なので、とりわけこの人!っていうのがないのが本音で。優先順位つけないタイプで。親が一番とか、友達が一番じゃなくて、その時、一緒に話してて楽しいなって思えるヒトが一番なのでヒトというジャンルはみんな好きです。
一尾:「好き」にもさっき話されたように「人として好き」と今回、演劇で描かれるような「恋愛対象として好き」の2種類あると思うんですが、後者の方での「好き」は?
工藤:それが無くなっちゃったんです。今、特別な人っていう存在が皆無なので。笑。僕自身がもしかしたら異性の好きと同性の好きが一緒なのかもしれないな、、
一尾:同じように30代前後で恋愛をあんまりしてなくて、だいぶこじらせちゃってる男子、女子はたくさんいると思うんですけど、その人として好きだったり、異性として尊敬できたり、趣味が合ったり、匂いが好みだったり、触り心地が良かったり、だけどそこから恋愛対象としての「好き」になるには何が必要だと思いますか?
工藤:自分にないモノが多い人に惹かれますね。僕に興味ない人に、興味持っちゃうんですよ、謎なんですけど。
一尾:自分に全く興味がなくても?
工藤:だから、成就しないんですよ。笑
一尾:笑。その「好き」っていう気持ちはちゃんと伝えるんですか?
工藤:いや。
一尾:いや?笑
工藤:友達が言ってたんですけど、付き合ったら別れるだけだ、みたいな。「好き」っていう好意を見せるとこれまでの関係もギクシャクするから、好きでも言えずにいるタイプ。
一尾:だから、こじらせちゃうんですよね。笑。
工藤:奥手なんですよ、本当に。そこらへんを塞ぎ込んでしまってる実際の問題はありますね。
一尾:最近、誰かに「好き」と伝えたりも?
工藤:ないな~。…ないですね。笑
一尾:今回の役、幸太くんも奥手な役だと思いますが似てるところが?
工藤:そうですね。ここまで幸太ほど露骨には出さないですけど、根本の物事の考え方は、結構共感します。こんなにロジカルというか、言葉に対して常に考えてるようなヤツではないというか、僕はもっと好意をそのまま受け止められちゃうんで。どういう人がどういう感情で言ったとかよりも、この「好き」は何だ?って考えるのが幸太なので、そんな考え方は僕にはないなって。笑。でも幸太のような根暗な部分って誰しも持ってると思うんです。基本的に家では根暗でも学校では明るく振る舞えるヤツもいれば、本当に人と話さずにただ黙々と学生生活を過ごすヤツっていうのもいるじゃないですか。前者が僕で後者が幸太。そういう意味では正反対なので、表現の仕方が全然違うなって。
一尾:その違いを演じるために努力したことはありますか?
工藤:今回は一番芝居をしない状態に持っていきました。劇団には「エネルギーを出す」「相手のために」「一緒になる」っていうコミュニケーションを取るための三原則が根底にあって、舞台上での熱量を、僕らはエネルギーと言い換えてるんですけど、それが僕はめっちゃある方なんですよね。そういうのを表現させると「佑樹丸はやっぱ飛び抜けてるな」って演出家からも言ってもらえてる。でも今回はそれをとことん封じ込めた役なんです。
幸太は僕が今までやってきた役の中で一番制限してます。そういう意味では、芝居のアプローチの仕方はだいぶ違いますね。今までの佑樹丸とはだいぶかけ離れてるとも言われるし、佑樹丸の本来持ってる部分の違う出し方を見たっていう双方の声をもらえて。結果、芝居をしないっていうのではなくて、嘘をついてない芝居ができてるのかなって感じてますね。よそ行きの佑樹丸じゃなくて家の佑樹丸を出せたっていう。
一尾:どっちもリアルなんですね。笑。テーマである『好き』のあとに
心がひかれるコト。気に入ること。自分の想うままに振る舞うこと。または、そのさま。
とありますが、「好き」ゆえに自分を抑えること、工藤くんのように想いを伝えないとか、相手に合わせることの方が多い気がするんですが、工藤くんの「好き」の解釈とは?
工藤:幸太と真逆で、今やってることって、小さい時の「好き」が関係してるんです。その「好き」が何かって言われると難しいんですけど。僕は漠然と「いいな」って思う、それはもう曖昧なものなんですけど「よくない」「いい」の「いい」ってだけで。
一尾:具体的に言うと?
工藤:高校の時にラジオが好きで、今もラジオが好きです。渋谷のラジオっていうコミュニティFMで「渋谷演劇部」というコーナーのパーソナリティーをしたり、劇団5454では54RADIOってのをやらせてもらってます。あ、6月2日22時頃より、大分から生放送(ツイキャス)で「大分公演を終えて」をテーマに放送予定なのでお聴き逃しなく!もちろんラジオのゲストに呼んでもらえるのもすごいテンション上がるんです。昔から喋るのが好きなので。笑。
一尾:必聴ですね!
工藤:僕の中で「好き」っていうのは原動力なんですよね。今やっているコト・モノ・ヒトに繋がってる。だから今後も何か「好き」なことができた時、これが好きだな、この状態が好きだって思ったら、それをチョイスし続けていくと思います。
一尾:直感的?
工藤:本当アバウトなんです。笑。でも絶対みなさんも持ってる感覚だと思うんですよ。今僕は人と会うことが好きだし、お芝居することでいろんな人に出会えるのが楽しいんです。それよりも他のモノが「好き」になったら、芝居をやってないのかもしれない。芝居をすることが目的ではなくて、人と会えることが目的で、その手段がお芝居をすることなので。だから売れたい欲があるのではなく、売れることで新たな出会いがあるなら、それは凄く幸せなことだなぁと思いますね。
一尾:多くの人と会ってると、コイツ生理的に無理!とか相いれないわ~ってことがあると思うんですけど?
工藤:いますよ~。笑。なんでこんなことをこの人は気づかないかな?とか思うんですよ。
一尾:そういう時って好きになろうとする努力はするんですか?
工藤:しますね。アプローチを変えたりもするんですけど。なかなか響かないこともあるので、そういう時は諦めて、ある程度いい感じなところで留めてます。気づかれないくらいの。笑
一尾:ファーストインプレッションで恋愛対象として「あ、この子好きだ」って思える人と出会った時に工藤くんは自分を出せるタイプ?
工藤:出せずにカッコつけちゃうかもしれないですね。笑
一尾:その頭で?笑
工藤:はい!笑「あ、そうなんだ~」みたいな。なんて言うんですかね。おどける方よりも、シュッとして俺はあなたの話を聞ける男子ですよ、みたいな。そういう、よそ行きの感じで行くとだいたいダメですね。笑
一尾:笑
工藤:このキャラクターだと何スカしてんだってなるから、ヘッヘーッイって頭を振ってる方がウケはいいです。だから一線は超えないですよ。「アイツといると楽しい」で終わっちゃうんで。あーーー、楽しいから抜け出したい。笑。
一尾:『好き』では友達関係から恋愛になるのではなく、いきなり「好き」って言われるんですよね?
工藤:そうなんですよ。幸太が公園のベンチで雑誌を読んでると、そこに女の子が来て「好きです」って言って去ってく。知らない人からの「好き」ってなんなんだ!?ってところから、この「好き」を考えようっていう話なんです。
一尾:そういう突発的な告白をされた経験は?
工藤:本気なのはないなぁ。ジョークとかはありましたね。いきなり「結婚しよ!」って言う女子が中学の時にいたんですよ。笑。僕も「じゃあ付き合えないけど結婚はしようか」って返して仲良くしてましたね。笑
一尾:大分で告白した・告白された場所で思い出に残ってる場所はありますか?
工藤:あー、それ言います?笑。えっと…呼び出して告白した場所があって。河川敷なんですけど。ベタな。笑。その子がこれを読むかもしれないですけど、それはそれで面白いかな。笑。あの~一年に一回必ず年賀状をやりとりする子がいて、メールもしてたりしたんですけど。2002年のFIFAワールドカップの試合とか、夜遅くに大事なサッカーの試合があったりする時に「起こして」みたいなメールするくらい結構仲良い感じだったんですよ。その時は違う高校に行ってたんですけど仲良いなぁとか思って。これ多分「好き」なんよなぁって思ったんです。こんだけメールのやり取りもするし。これはもう気持ちを伝えよう!と思って。メールで「今度、河川敷で会おうや~」って誘って。で、多分その時に「話したいことあるけん」みたいなこと言ってたから、今思うと、相手からしたら100%告白されるなって思ったでしょうね。笑。
いざ河川敷で相手を目の前にするとモジモジしちゃって、当たり障りのない会話をふわふわっとして、告白出来ずに2時間くらい経って。笑。で、やっと「〇〇さん」って言って。「実は好きなんやけど」って言ったら、「ありがとう、私も嬉しいよ」みたいなことを言ってくれて。「返事はメールで返すわ、今は返せんけん」って。家に帰ってからメールで「本当に嬉しくて好きなんだけど、友達として好きで、付き合えない」って送られてきてフラれるっていう。笑。そのあともこっちの立ち振る舞いやと思ったから「いやいや、全然。むしろありがとう!俺も気持ち伝えられて良かったよ」って。次の年の年賀状も「去年は、、ウフフ」みたいな。笑。甘酸っぱいというか、悲しかったとかじゃなくて勇気を出して伝えることを学んだ、という…そういう忘れられない経験がありましたね。
一尾:そういう告白してとか、付き合って別れたあとに普通に友達関係になれる方ですか?
工藤:人によったり、別れ方によったりすると思うんですけど…個人的には友達に戻れる方がいいなぁ。
一尾:恋愛がめんどくさかったり、そもそも「好き」って感情がなんなのかわからなくなっちゃてる人も多くいると思います。この公演『好き』を観た人と全公演を終えた時の工藤くんは何か変わってると思いますか?
工藤:変わってます…変わりたいです!!!笑
一尾:では最後に大分公演に対する意気込みとメッセージをお願いします。
工藤:高校の卒業式の時に「役者になります!」って宣言したんです。東京に行って「あいつ今何やってんの?」「えっ本当に役者やってるんだ」って言われ始めだしてた時に途中でやめます!とか言えないプレッシャーを作ったんです。それから9年経って、自分の一番好きな劇団で主演になって凱旋で戻ってくるっていうのは僕の今後の芝居人生においても超えるものはないんじゃないかなっていうくらい思い入れはあるので、2日間3ステージしかないんですけど、どうにか時間を作って演劇というものに触れてもらえれば、こいつがなんでこんなに声を大にして言ってるのか分かってくれるかと思います。
初めて演劇を観る人は絶対に間違いない作品なので、食わず嫌いだったり、知らない文化はちょっとって思う人もいると思うんですけど、このタイミングでぜひ演劇と触れてほしいなと思います。大分の人に、演劇という僕からの恩返しをさせてもらえればと思います。
ー 劇団5454(ランドリー)第11回公演『好き』ー
【開催日】
2017.05.31 wed & 2017.06.01 thu
【時間】
05.31 19:00 –
06.01 14:00 – / 19:00 –
受付開始は開演45分前から 開場は開演30分前から
【会場】
ホルトホール大分 小ホール
〒870-0839 大分県大分市金池南一丁目5番1号
【TICKET】
https://ticket.corich.jp/apply/80952/
全席自由
【一般】前売り:3000円 当日:3500円
《割引・前売りのみ》
【グループ】2500円(3名様以上まとめてのご予約)
【学生】2000円(当日受付にて学生証提示)
◆応援しているキャストがいらっしゃいましたら、備考欄にぜひご記入ください。
◆開演時間を過ぎますとご入場頂けない場合もございます。お時間には余裕を持ってご来場下さい。
◆チケットを紛失した際に仮券を発行致しますが、本券をお持ちのお客様がいらした場合、本券が優先になります。
◆未就学児の入場はご遠慮下さい。
【お問い合わせ】
090-7814-1303
info@4484.jp (担当・森)