大分初のシャンプー専門サロン「Diamond Dresser Cell (ダイヤモンドドレッサー セル)」ガレリア竹町にオープン!&狩生志保インタビュー!

4月20日(月)、大分初のシャンプー専門サロン「Diamond Dresser Cell (ダイヤモンドドレッサー セル)」が大分市ガレリア竹町にオープンします。

ヘアセット専門店「Diamond Dresser」オープンから2年、株式会社 Lecture(リクレ)を設立し、また新たな事業を展開する代表の狩生志保(かりう しほ)さんにお話を聞いてきました。

今の事業を始めたキッカケ、誰も知らない場所で新しい何かを始める苦労、そしてこれからの夢をたっぷりと語って頂きました。

狩生さんとは知り合って1年半以上経つと思いますが、こんなに素敵な女性だったとは。笑
インタビューを通して、初めて知ることが多くて驚きの連続でした。

少しでも狩生志保さんの魅力がお伝え出来ればと思います。

撮影協力:PENELOPE
ウエディング衣装協力:ボン・マリアージュ

Diamond Dresser Cell MENU

Shampoo 3コース 各1,000円(約15分)

○Rebirthday(デトックス)
「生まれ変わる」感覚。
独自の洗い方により体内に溜まった毒物を排出させ、体内浄化を促します。

○Slow flow(ヒーリング)
「心地良い感覚に包まれて」
アロマの香りと優しい洗い方で、五感を癒し、全身で束の間の休息を感じていただけます。

○Humming bird
「ヘアケアからはじめるヘルスケア」
深層筋に働きかけ、内蔵機能を高め正常にしていきます。

その他、Head SPA(カウンセリング+シャンプー込み)
3,500円(約35分)、5,500円(約45分)デコルテのリンパマッサージ付き、6,500円(約55分)デコルテ&ハンドのリンパマッサージ付き、8,500円(約65分)全身のリンパマッサージ付きや、
Dr.SCALP(育毛マッサージ)6,000円(約40分)(初回3,500円)など髪や頭皮の状態に合わせて豊富なメニューを取り揃えています。
詳しくは店頭、またはお電話(080 – 3965 – 7003)にてお問い合わせください。

 

以下、インタビュー

 

Yadorigi編集長 一尾(以下、一尾):Lecture(リクレ)とはどういう会社なんですか?

株式会社 Lecture 代表 狩生志保(以下、狩生):まずDiamond Dresserなんですが「ヘアーセットを日常に」をテーマとしたヘアーセット専門サロンです。大分では初めてなんですけどヘアメイクに絞って活動しています。

一尾:東京や県外では、ヘアメイクに特化したサロンがあるんですか?

狩生:あると思います。福岡も結構あるし、どっちかっていうと飲み屋だったり夜のお店の方が中心だったりするんですけど、大分では大人の女性にサロンを使うっていう新しい提案をしたくて。福岡では中州とかに結構あって街中にはそんなにないんですよ。夜のお仕事する人向けに絞ってるんです。お店に出張に行ってる人も多くって。大分ではそこまで需要もないので、大人女子に向けてヘアメイクを気軽に楽しんでもらいたいのと、仕事的にも隙間産業というか大分ではヘアセットを専門にしている人はいなかったのでそこを極めて大分で一番になれないかなぁと思ったのがキッカケで。大分に帰ってきてすぐに店舗を探して、ここの場所を紹介してもらったので小さいところから始めようと。

一尾:Diamond Dresserはいつから?

狩生:2年前の2013年の4月から。私、大分に帰ってきてからまだ3年なので。

一尾:出身は大分市?

狩生:出身は県南なんですよ。でもいろいろ行ってて。

一尾:ヘアセットって基本、美容室に行って髪を切ってもらった時くらいしかしてもらわないけど、、

狩生:大分は美容室でしてもらいますよね。

一尾:しかも美容室ってこれでもかってくらい多いじゃない?そんな中、ヘアセットだけでよく始められたなぁと。最初のお客さんを獲得するの大変じゃなかった?

狩生:たぶん勢いもあったから。笑。今思えばすごい怖いし。大分来た時に金融機関さんから「今、大分では美容室が5年と持たずに潰れる中で平日カットもしないで、どうやってやっていくんだ?」って言われてて。いや、行ける気がする!くらいの軽い気持ちだったんですけど。笑

一尾:笑

狩生:絶対、需要はあるはずだって。

一尾:数多い美容室をやるよりはニッチなジャンルで。

狩生:それまでは普通に美容室勤務してたんですよ。スタイリストしてた時にお客さんから「ただ巻くだけで良いんやけど。」って言われて。働いてた美容室がちょっと高級思考でそれだけで4,500円かかるんですよ。巻くだけで4,500円だったら自分で巻こうってなりますよね。巻くだけって10分くらいで終わっちゃうんですよ。だけん10分、1,000円単価で何かメニューが作れないかなぁと思って。Diamond Dresserでは「おめかしヘアー」を1,000円からやってるんですけど、、

一尾:それなら気軽に出来るね。

狩生:だから、ちょっとお出掛けする時にもサロンを使う、みたいな感じを提案したくて。美容室で働いてた時の指名客はもちろん大分の方ではないのでゼロだったのと、大分市にはお友達もいないし、知り合いもいないっていう状況で、、

一尾:でも狩生さんと初めて会ったのって、2013年の終わりくらい?すごい大分に馴染んでたけど。笑

狩生:そうそうそう。笑。全然、いないとこからだったんですけど、ちょっとずつ。宣伝も全然してなくて。だから今のお客さんはほぼ口コミで。なのでコアなファンでいてくれて。新規も増えてきたんですけど。「こんなサロン欲しかったぁ。」って言う声が多くって。で1年目、4月〜12月の初めての決算で1,500名か、、

一尾:そんなに!?

狩生:そうなんですよ!ビックリして。おぉっと思って。笑。で、2年目が2,500名以上で、伸びてきてて。リピーターも新規も多くて、場所も駅近なので県外のお客さんも3割くらいいらっしゃって。

一尾:県外からも?

狩生:例えば、大分の友達が結婚するからって県外から。口コミが多い分、「大分 ヘアセット」で検索すると上位上がってくるので、そこからのお客さんも多くって。そしたら県外は県外で口コミをしてくれてて、、

一尾:大分でやるならDiamond Dresser!って。笑

狩生:ちょっと大げさなんですけど。笑。でも、それくらい言ってくれてる人もいらっしゃるので。

一尾:あとは美容室に行くしかないもんね。

狩生:ヘアセット専門でやってるなら間違いないやろうって思ってくれてるみたいで。それを裏切らないように日々みんなで技術を高め合ってます。

一尾:そのDiamond Dresserがノリにノった状態でこれから株式会社として動き出すんだよね?

狩生:今年の1月に法人化をして、4月にシャンプーの専門店を始めようと。もともとそれが最初にやりたかったんですよ。でもやっぱり誰もいない、ツテもない、コネもない中でシャンプー台って1台がめちゃくちゃ高いんですよ。私が入れたいのがフルフラットになる寝るシャンプー台なんですけど、70万くらい。

一尾:高級マッサージチェアだね。

狩生:本当に。美容室って最初に自己資金があったりとかお客さんを持ってるっていう証明が無いとお金借りれないっていうのがあって。美容室するには約1,000万くらい、少なくても500万以上資金が必要な中、最初からやるにはちょっと厳しくて。で、もともとヘアメイクと着付けは自信があったので、髪の毛が好きすぎることもあって。そっちで2年間、大分での経験を作って、3年目にシャンプー専門店で攻めようっていう想いは当初からあったんですよ。準備をしてきて今年やっと法人化をして、で4月20日にシャンプー専門店「Diamond Dresser Cell」をオープンします!

一尾:場所はどこ?

狩生:ガレリア竹町のまちなか倶楽部の前です。牧時計店さんの隣です。

一尾:シャンプー専門店「Diamond Dresser Cell」ではお客さんの頭皮とか髪の状態に合わせてシャンプーしてくれるの?

狩生:シャンプーはもちろん、ヘッドスパもしますし、ヘアトリートメントもします。スパは頭皮、トリートメントは髪の毛のケアをします。でもスパをすれば新しい髪の毛にも栄養が行くので両方に効果はあるんですけど。カラーとか繰り返してる人は毛先を中心に同時にやらないとスパだけでは修復は出来ません。シャンプーにしても洗い方も工夫してるんですよ。普通、耳のところからガシャガシャガシャって洗うじゃないですか?そうじゃなくって全部ツボに沿って洗うんです。なので洗い方も3パターン用意してて、シャンプーは10種類用意して、カウンセリングに沿って施術します。シャンプーだけでもリフトアップ効果があるし、頭皮にも効果はあります。でも時間がある方はスパやトリートメントをしてもらいたいなって。プラス福祉と美容の連携っていうのもずっとやりたくて。
髪の毛が薄くて悩んでる人にもアプローチをしたいので完全個室にしてて。お会計から施術、乾かしまで全て個室の中で終わらせてしまえるようにして。ウィッグを被ってる方にも気軽にお越し頂けるように。今、女性が社会に出て、ストレスで円形脱毛症になりやすかったりとか白髪になりやすかったりとかしてるんです。女性の方が心と髪がセットになってる状況なので。

一尾:男性は男性ホルモンが多いと禿げるって聞くけど。

狩生:それは本当です。だから男性にも気軽に来てほしいです。すごい働かれてる方って男性ホルモンがすごく強くなっちゃうので、男性の場合は女性ホルモンのツボを多めに洗うように工夫してるんです。それと皮脂の分泌が男性の方が多いのでスカルプのケアを重点的にするっていうのと、年を取ると加齢臭が気になったり、頭皮の匂いとかっていうのも、、

一尾:枕からお父さんの匂いがっていう、、笑

狩生:枕の匂いがって、、笑。その辺を重点的に。シャンプーは10分くらいなんで。実は昼間とか、昼休みの時間帯は男性メインで考えてて。夏場とか汗かくし、リフレッシュしたい時にお弁当買いに行ったついでにシャンプーして。

一尾:なんつーおしゃれ男子!同僚の女性から「あれ、いい匂いする」って。

狩生:急に良い匂いしだすみたいな。

一尾:でも流行りだすかもね。午後一の会議前にシャンプーでリフレッシュして、デキる男に。笑

狩生:笑。あとちょっとこう薄毛に悩み始めて、いきなりアー◯ネイチャーだったり、自分のプライド的にも行きたくない人が日常のオシャレ感覚で、ワンランク上の男性としての意味合いを持って、スパやシャンプー専門店に行ってるってことをステータスに感じてもらえたらなって。

一尾:一度、死んだ頭皮っていうのは生まれ変わるもんなの?

狩生:死んでるかどうかは自分では判断出来ないんです。

一尾:もう生えて来なくなった部分にも希望はあると?

狩生:本当に毛穴が終止期というか、生えなくなった毛は復活出来ないんですよ。でも根元に微かに残ってる毛穴だったら生やすことは出来る。なかなか死なないので生えてくるのが遅くなるとか、生えてもすぐ抜けてしまうとかを繰り返してる毛穴だったら、マッサージすることで促進したり出来るので。今後は福祉の面でも身体の不自由な人のシャンプーもしてあげたいと思ってるのと、皮膚科や脱毛皮膚科と連携して、本当に悩んでる薄毛とかを改善したいと思ってて。どっちかっていうと病院では抜けるのを止めるんですよ。お薬で。私たちは生えるを促進する方なんです。両方がタッグを組めば良い方向に行くと思うんです。自然治癒力で治していった方が良いと思うので、まずはお薬で抜けるを止める。それから生えるを促進していって、だんだんお薬を減らしていけるといいよね、と私は考えてるので。病院とタッグを組んで薄毛を改善していければなって思います。福祉と連携していきたいっていうのは私もともとボランティアがすごい好きなんですけど、ボランティアってすごい無責任だなって思うことがあるんですよ。やってあげてる感が強いというか。下に見てるわけじゃないですか。私はそういうんじゃなくて対等がいいから。

今、月に1回、塚川デイサービスに行ってるんですけど、結構、認知症が酷いので来た瞬間から忘れちゃってはいるんですよ。毎回、初めましての状態で会うんですよ。忘れられてはいるんですけど、その瞬間だけはお婆ちゃん達が若かりし頃のことを話してくれたりとか。だからやってあげてるっていうよりは、私たちも学びに行ってる。そういう人たちの気持ちを汲んで今の私たちがある。自分がどうして美容師になりたかったかっていうのも確認するために行ってるし、スタッフの子にも美容が社会にどういう効果があるのかっていうのをわかってもらいたくて行ってて。それをお願いしてるんですよね、所長さんにも。だから、ボランティアしましょうか?とか、させてください!ではなくて、私たちの基盤となるモノを見つけたいので毎月行かせてもらえませんか?っていう感じで行かせてもらってるんですけど、シャンプーの方が出来上がったら、ビジネスとして、デイサービスさんの1つの特色として遠足だったりとか、そういうお出掛けの意味?女性ってよくウチのお客さんも言うけど、お母さんを美容室に連れてったら昔のお母さんに戻ったように見えるとか。女性ってやっぱ美容室に行くと戻るんですよね、昔に。嬉しくなって。だから私は福祉施設さんとちゃんと提携をしたい。そこはボランティアとかではなくて。福祉施設の方も慣れないシャンプーをしなくて済むし、私たちに任せてくれれば。あまりに身体が不自由であれば介護の必要があると思うんですけど。身体が動く方であれば寝とくだけでいいので。デイサービスの中のサービスとしてウチを利用してもらえないかなと思ってます。

一尾:すごく志、高かったんだね。笑

狩生:いつもふざけてるから。笑。将来は、、美容師になって初めてカンボジアに行った時に、明日死ぬかもしれない子どもたちがすごいキラキラしてて。美容師だって言うと「私も美容師なりたい!」って言ってくれて。カンボジアでその子たちに「私、今まだペーペーだけど、いつか美容学校建ててあげるね。」って、それが私の最終目標で。そこにボランティアが通じてるというか。大分県内だけでは考えてないですけど、私が日本でちゃんと儲けて、私が死ぬまでお金を渡すことが出来ないとボランティアではないと思ってるから。今の時点でも100万くらい渡せば向こうでは小さい学校くらい建ててあげられるんですよ。でもその後のカバーは出来ないじゃないですか。

一尾:学校作って、学校出たところで働き口がなかったりするからね。

狩生:ってなるので、向こうではスクール型の美容室を作ろうと思ってて。日本からプロを連れて行って、上が学校で下がサロンで一時、働いて、そこから独立する子たちが自分で出て行けるような環境を作りたいなと思ってるんです。でもそれってし始めると環境が整うまでずっと援助しないとボランティアほど無責任なことはないかなって。学校を作ってしまえば終わりじゃないので。だからちゃんと日本で稼いだ上で、ずっと支援が出来ると思えた時に実行したくって。だから頑張ろうって。もちろん子どももいっぱいいるので、自分の生活も送っていかなきゃ行けないし、サロンのスタッフの生活もあるし。だから日々、新しいことを考えるようにしてるんですけど。

一尾:いいね。ただいつも飲んでる人じゃなかったんだね。笑

狩生:少しは見直しました?

一尾:見直した!根っから好きなんだろうね。毛根から。笑

狩生:だから、髪が細胞レベルで愛してるって言える。笑。でも最近、新しい夢が出来て、、最終的に会社も上手く回り始めたら、大学に入りたくって。将来的にはシャンプーの博士になりてぇなと思って。笑

一尾:笑

狩生:最近、シャンプー専門店のオープンにあたってスパの勉強をしてるからか、シャンプーを作りたいって思うんですね。欲が出て。

一尾:究極だね。

狩生:私やったらこんなシャンプー作れるんやねんかなって。でもそれなら一旦、大学に入ろうかなって思ってて。

一尾:既製のシャンプーは沢山あるけど、そういうシャンプーの開発に携わる人は何学部に行くの?医学部か薬学部??

狩生:別府にずっと会いたいと思ってる人がいて。もうちょっと大きくなったらアプローチしたいと思ってる脱毛皮膚科のすごい有名な方がいて。パンテーンに携わってる方で、頭皮学会の理事長さん(くらた医院 倉田 荘太郎氏 日本臨床毛髪学会 常任理事)で。別府に病院はあるんですけど、忙しくてほぼいらっしゃらないというのを聞いて。大学の教授もされているというのを聞いて、何学部に行けばいいんですか?っていうのを聞いてみよかなって思ってます。って言うのも市販のシャンプーをディスっちゃう感じになるんですけど私は怖くて使えないんです。もちろん自分で会社をしてるのでコスト的なこともわかるんですけど、市販のシャンプーはラウリル酸っていうコストの安い、そして洗浄成分の強い泡立ちが良いのを入れてるんですよ。それはトイレの洗浄剤や食器洗剤と一緒で。ただ濃度が違うだけで、同じ成分が入ってるって聞くと使いたくなくなるじゃないですか。

一尾:そりゃ禿げるよな、、

狩生:余計な油分まで取っちゃうし。その上、欧米化で朝シャンが流行ったりとかして。1日に2回シャンプーしたりするじゃないですか。だからすごい洗浄してて。そんだけ洗ってもベタ付くんだよねって言われるんですけど、洗い過ぎによって、乾燥して身体が頑張って変な油を出してて。だからちょっと臭ったりするんです。倉田先生も市販のシャンプーには関わってますけど、そういったことも含めてお話が聞いてみたいです。ずっと疑問に思ってるんですけど、偉人って男性ばっかりじゃないですか?

一尾:女性もいるけどね、、

狩生:だけど、料理人とか美容師とか、、

一尾:仕事として第一線で働いてる人がね。

狩生:メイクとかも、結果、男性っていうイメージがって。

一尾:メイクの場合、男性って言えるかわかんない人も多いけど。笑

狩生:笑。なんでか私ちょっと調べたんですよ。やっぱり男尊女卑があって、男性社会から男女平等って言われてるけど、やっぱり男の人が働くというのと、女性は生理があったりで味覚がズレたり感情で生きてるから安定してないし。極められない。女性ってすぐあっちこっち気分がいっちゃうから。でも私は美容師になろうと思ったときから気持ちはブレてないと思ってて。

一尾:それはいつから?

狩生:七・五・三の時にやってもらって、なぜかみんなに「カワイイ!」って褒められたのを未だに引きずっていて。笑

一尾:笑。じゃあ、その時の写真も掲載したいので提供してくださいね。笑

狩生:いや、それは。案外ブスでしたけど。笑

一尾:笑。7歳のとき?

狩生:7歳。稚児行列で冠被って、麻呂みたいなメイクして練り歩くんですよ。その時にすっごい褒められて。もともと踊りしてて自分で着物を着なきゃいけなかったので、、

一尾:踊りって日本舞踊?

狩生:日本舞踊をお婆ちゃんがしてたので。全然、連れて行かれてただけなんで覚えてはないんですけど。で、七・五・三の時にやたら褒められて、それが嬉しすぎて美容師になった大バカ物なんですけど。笑

一尾:小さい頃の体験って大事だよね。

狩生:そう。すっごい褒められて。お粧しすると褒められるんや!みたいなとこから始まって。なので7歳から28まで21年は気持ちはブレてないかな。極めたいなって。もともと何一つ1番になれなかったのがコンプレックスで。器用貧乏というか。お婆ちゃんからも「どんだけ飽き症なん!」って言われてて。何をやっても三日坊主で。でも負けず嫌いで。私、ファザコンなんですけど、兄弟が3人いてお父さんの1番になりたいとか、ずっと1番になりたい人なんですよ。表立って負けず嫌いを出す方じゃないんですけど、ずっとメラメラしてるタイプで。でも諦め早いんですよ、すごい。

一尾:笑

狩生:もういいや!ってなっちゃう。でも今の仕事を自分でしてみて初めて「ここだけは譲れない、極めたい!」と思えたのでコンプレックスをバネにやっていきたいなって。ある程度、何でも出来るんですけど極めたことはなくて。でもやっぱり努力してる人には勝てなくて、そこはいつもコンプレックスを感じるんですけど、でもやらないんです。わかってるんだけど。

一尾:しかも、大抵のことは何でも出来ちゃうから周りから「やれば出来るのに。」って言われて育つんだよね。笑

狩生:言われてた!笑。兄弟で言うと兄は出来ないから言われた時からずっと努力する人なんですよ。私は当日やれば出来る方なんですよ。そういう位置づけで育ってきたから「私はやらなくても出来るもん。」って言っちゃうんですよね。だから、わかっててもやらないんですよね。そういう努力がそもそも好きじゃなかったりとかして。調べだしたら、ずーっと調べてるんだけど気分がノらないことはやらない。

一尾:興味があることしか。

狩生:なんか期限があってこの日までにやらなきゃいけないってなると2、3日前に慌ててやらなきゃいけないってことが結構あります。笑

一尾:そういう性分は夏休みの宿題の時に決まるよね。笑

狩生:そうそう。笑

一尾:話がちょっと逸れちゃったけど、シャンプー専門店オープンの他にもう1つ新しい試みがあるんだよね。

狩生:「Quiet Fanfare machinaka wedding」です。街中でのウエディングを企画しているんですけど、ディレクションをどうしようかと悩んでいて。やっぱり束ねるっていうのは難しいことなんだろうけど、みんなに協力してもらいながら確実に進めていってます。もともと商店街には馴染みがなかったんです。たまたま商店街にお店を持ったから知って。でも大分の商店街は失礼だけどガヤガヤしてるところがすごい素敵だなって思ったんですよね。

一尾:どこが?笑

狩生:今は綺麗になってしまったんですけど、暗〜いところとか。笑。店がベッタベタにくっついたりしてて。でも何か1人1人プライドを持ってやってて。あと、そういう風景が好きだったというか。見ない光景で、これが一丸となったら面白いんかなとか、そもそもなれないんかなとか、思ったりして。商店街の方とも話す機会があって「なるほどな。」って思うこともあるし、難しいこともあるだなって思います。だけど知らなかったから、こういうこと(街中ウエディング)も思えたのかなって。知ってたら面倒臭くってやらなかったのかなって、今になって思いますけど。笑。商店街とか街中を使ってウエディングってやってみたいって思ったのと。ここ中央町じゃないですか?お隣、高砂で、こっち末広で、こっち寿で、すごい幸せロードなんですよね。これを聞いた時に面白いやん!って思ったのと、これだけお店があるのに何でみんなでやんないんだろうって思って。お花屋さんもあるし、お料理屋さんも沢山あって、美容室さんも多い。街中ウエディングでは美容の部分でウチが入らなくてもいいと思っていて。数ある中からお客さんの要望に合わせて美容室やお店を選んでもらえると思うし。印刷物に関しても個人でやられてるデザイナーの方も多いと思うので、みんなで1つのウエディングを作れるんじゃないかなぁと思って。

一尾:結婚式に必要なモノを全て商店街の店舗で、、

狩生:使ってやりたいと思ったのがキッカケで。ヘアセット専門店も1人で始めたし、大分で誰一人知らなかったんですけど、沢山の人と出会って、みんなで何かやってみたいと思って。それがビジネスにならないかなって。商店街も好きだし、自分から発信出来ることと言えばヘアメイクだったので。失礼だけどこの汚い古びた商店街の歴史を大切にしつつ、新しいモノをプラス出来ないかなって思ったのがキッカケだったので、それをこれから進めていきたいなって思ってます。この間、和装の撮影をした時にも沢山の方に見て頂いてWeb上にアップした時も何千人って方に見てもらってたりしたので。次に洋装も撮ったので、これからメインになる業者を決めて、どうしたらいいのかみんなで考えていきたい。私だけじゃわからないこともあるし。この春くらいから話していければいいなって。

一尾:人の幸せを大切に考えられる狩生さんらしい提案だね。

狩生:新しいことを提案するって楽しいと思えるし。最近、街中ウエディングの色を考えてるんですけど。ウエディングって言うと白とかピンクとか柔らかいイメージじゃないですか。でも私、商店街とウエディングってすごいアンバランスな気がして。そこが好きなんで、あえて黒とかセピアな感じとか。ストライプとか水玉とか青とか緑とか。ブライダルのイメージを越えた色を使ってブライダルをやりたいなと思ってるので、この前の和装撮影だったんですよね。同じモデルさんなんですけどヘアも3スタイル作ったのと衣装のコーディネートはアンティーク×現代なんですよ。あのお着物ってお客さんが着たいって言っても貸せないんですよ。そこがまた面白いところで。貸してよ!って思うんですけど。笑。大正時代のお着物に現代の帯とかレースとかを合わせてて。ヘアメイクもアンティークにモードでちょっとぶっ飛んだ感じにしたり、アンバランスをつけて可愛さを演出してるんです。万人受けするとは思ってないんですけど、そういうのが好きな人とかオリジナルウエディングをしたいっていうお客さんを月に1人はやりたい。続けていけたら商店街にも貢献出来るし、お客さんにも満足してもらえるものが出来るかなって。ドーム広場でテントを張ってウエディングとか。料理も好きなお店からケータリングして。音響屋さんも呼んでちゃんとした披露宴も出来るし。ただ私が一番心配してるのは本人達は満足出来ると思うんですよ。でもメインは「ありがとう」の気持ちだと思うのでご親族の方なんです。そういうぶっ飛んだことするにしてもちゃんとご両親の方が満足する式をやりたいなって思います。

一尾:もともとウエディングのヘアメイクもやってたの?

狩生:佐伯の時からやってたました。結婚式ってお色直しの時間があまりないので、だいたい同じようなスタイルになっちゃうんですけど、ウチはヘアメイクからどんな時間でも間に合うようにやってるので、そういうスタイル提案には自信があります。どこも妥協しなくていいようにやりたいと思ってます。

一尾:じゃあこの春から、ヘアメイク専門店「Diamond Dresser」、シャンプー専門店「Diamond Dresser Cell」、街中ウエディング「Quiet Fanfare machinaka wedding」と忙しくなるね。

狩生:その3点が柱になって、3年後にはきっと大きくなっていることでしょう。笑。会社保育や社会保障もちゃんとして、安心して働けて、楽しくて、常に新しいことを発信していける会社になれたらいいなぁと思ってます。

一尾:その発信の部分でこれからYadorigiでも美容のことを広めていってもらえたらなって思うんだけど。

狩生:やりたい!ヘアメイクを日常的に考えてもらいたいし。よく雑誌にヘアメイクの仕方が載ってるじゃないですか。それでも売れ続けるのって、やっぱりみんなずっとわからないからだと思うんですよ。だからウチは習えるサロンとして活動もしててメイクアップスクールもしてるから、Yadorigiを見てウチを知って、習いに来てもらいたいのもあるし、ヘアメイクって実はこんなに簡単で誰でも出来るって言うのを伝えていきたいです。

一尾:本当に美意識の高い人や結婚式とかイベント事があるときじゃないと使わないイメージがあるけど、そうじゃなくてもっと日常的にワクワクしてもらって。どんどん晩婚になってきてるし、草食系男子って言葉も死語になりつつある中で、女性が魅力的になったら、男性ももっと積極的になれるかなって。魅力的な女性に近づくために男も努力するし。どっちが鶏かって話だけど。女性にとって褒められることって大事だよね。

狩生:自信になります。女性はお友達同士でも「カワイイ!」って言うじゃないですか。そういう機会が増えるだけでも違うんじゃないかなって思います。私もそうなんですけど女性って単純なんですよ。ちょっと髪の毛巻くのが上手くいったとか、メイクが上手くノっただけで急に「出掛けてみようかな!」って言い始めるんですよね。ちょっとおしゃれなカフェに行ってみたりとか、夜飲みに行った時に素敵な男性と出会ってもらえたらいいなって思います。

一尾:あとは男がその変化に気付くかっていうね、、

狩生:気付いてもらいたい!お店に来て、いらっしゃませって座るじゃないですか。で、髪の毛をしてる最中に「カワイイ。」って言い始めるんですよね。そしたら実際にポッと可愛くなってるんです、顔が。女性ホルモンが出ているのか、お店を出て行く時には可愛くなってるんですよ。それを野性的に男性に気付いてもらえるといいなって。

一尾:頑張ります!今日はありがとうございました。これからよろしくお願いします。

狩生:こちらこそ、ありがとうございました。

 

Diamond Dresser

住所 | 大分県大分市中央町 2 丁目 3-10 二八堂ビル 4F-2
電話番号 | 080 – 3965 – 7003
OPEN | 9:00~21:00 CLOSE | 水曜日
早朝料金なし・時間外対応(早朝・夜間対応 要予約)

 

Diamond Dresser Cell

住所 | 大分市中央町3丁目5番20号 牧ビル1F
電話番号 | 080 – 3965 – 7003
OPEN / 月・火・木・金・土 10:00~20:00 日 8:00~18:00
CLOSE / 水・第三木曜日
早朝料金なし・時間外対応(早朝・夜間対応 要予約)

 

Quiet Fanfare machinaka wedding

住所 | 大分県大分市中央町 2 丁目 3-10 二八堂ビル 4F-2
電話番号 | 080 – 3965 – 7003

 

IDEAL MAKE makeup school

住所 | 大分県大分市中央町 2 丁目 3-10 二八堂ビル 4F-2
電話番号 | 080 – 3965 – 7003
株式会社 Lecture

 

Lecture inc. (リクレ)
住所 | 大分市中央町2丁目3-10
電話 | 097 – 547 – 7265
HP | www.lecture.co.jp

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