4月17日(月)に海老蔵さんが大分にやってきます!
大分iichikoグランシアタにて『古典への誘い』が公演されます。
演目は身替座禅(みがわりざぜん)と男伊達花廓(おとこだてはなのよしわら)。
昼の部 14:00〜、夜の部 17:30〜の2回公演です。
一、身替座禅
山蔭右京 ・・・ 市川海老蔵
太郎冠者 ・・・ 市川九團次
奥方玉の井 ・・・ 片岡市 蔵
奥方の玉の井の目を盗み、恋人の花子との逢瀬を叶えようと考えた山蔭右京は、持仏堂に籠って座禅をすると言い立て、太郎冠者を身替りとして衾を被せて出かけて行きます。しかし、直ぐに玉の井の知るところとなり、太郎冠者の代わりに衾を被った玉の井は夫の帰りを待ちます。
一方、花子との逢瀬を叶えて戻った右京は、逢瀬の様子を語った上、衾を取り払います。そして、恐ろしい形相の玉の井を見て逃げ出す右京をどこまでも追って行く玉の井でした。
二、男伊達花廓
五郎蔵 ・・・ 市川海老蔵
禿 ・・・ 市川ぼたん
新貝荒蔵 ・・・ 市川九團次
御所五郎蔵は江戸一番の男伊達。侠気溢れる粋な男振りの五郎蔵が向かうのは、大勢の客で賑わう吉原仲之町。五郎蔵がこの廓へやって来たのは、恋人の傾城から文が届いたゆえ。その傾城との馴れ初めをはじめ、折々に交わす逢瀬の様子を踊りに託して見せて行く五郎蔵です。
折からそこへ現れたのは五郎蔵に遺恨を抱く男伊達たち。五郎蔵の隙を衝いて打ちかかる男伊達たちでしたが、五郎蔵はこれを難なく退け、恋人の許へと向かうのでした。
「歌舞伎」と聞くと日本の伝統芸能であり、能や人形浄瑠璃とともに日本の三大古典劇と言われ、つい畏まってしまいますが、もともとは江戸時代に庶民文化のもとに庶民が楽しむために作られた演劇だったんです。
上の二演目もモノスッゴーーーク、ヒラターーーク、マーーーッタク歌舞伎と縁のない人でもわかりやすく言うと昼ドラとトレンディドラマをダンスエンターテイメントにしたような??
怒られちゃうかも、、
若い人にはトレンディドラマの説明もしなくちゃいけなそうですが。笑
まぁとにかく、歌舞伎もそんなに畏まらず、構えず、もっと気楽に歌舞伎を観に行こうよ!っていうことを伝えたかったんです。
古典は最も苦手な教科で四段活用?下二段活用?さらにカ行・サ行変格活用なんか出てきちゃったりして、一人立たされて何度も言わされるあの地獄のような思い出。
ア、イ、ウ、ウ、エ、エ?、、オはー?
ってな状態でしたが、そんなでも歌舞伎は素直に面白かったです。
解説が流れるイヤホンはしてましたが。笑
服装もトキハやレストランに行く時のようなカッコでOKなんですよ!
実は海老蔵さんがまだ若かりし頃、一度だけお見かけしたことがあるんですが、そのいでたち、立ち振る舞い、言葉遣い、一つ一つの所作が美しい。惚れ惚れします。
そして何と言ってもあの目ヂカラですよね!
ぜひ、この機会に“生”の海老蔵さんを観に行きましょう!!
市川海老蔵
朗々と響く声と美しく整った容姿、輝やかしいほどの華を備えた今最も注目される俳優の一人。
市川宗家の家の芸である「歌舞伎十八番」の継承と復活、
また、歌舞伎と言う芸能の可能性の追求に並々ならない情熱を注いでいる。
2003年にはNHK大河ドラマ「武蔵MUSASHI」の主役を勤め、
2011年公開の主演映画「一命」はフランスカンヌ映 画祭にノミネートされた。
そしてパリ・オペラ座をはじめとする海外での歌舞伎公演にも積極的に取り組み、
近年では2014年、2015年シンガポール、2016年2月にUAE、
翌3月、NY音楽の殿堂であるカーネギー・ホールでの公演を大成功に導いた。
歌舞伎俳優として、さらなる飛躍が期待されている。
片岡市蔵
1958年12月12日生まれ。五代目片岡市蔵の長男。
1962年4月歌舞伎座『助六由縁江戸桜』の禿で片岡幸一の名で初舞台。
1969年11月歌舞伎座『助六由縁江戸桜』の茶屋廻り金太ほかで六代目片岡十蔵を襲名。
2003年5月歌舞伎座『実盛物語』の瀬尾十郎ほかで六代目片岡市蔵を襲名。
三枚目から老け役、女方まで幅広くこなす、近年の成田屋の舞台になくてはならない貴重な存在である。
市川九團次
1972年4月4日生まれ。
1998年9・10月大阪松竹座『ヤマトタケル』 の舎人ほかで坂東竹志郎を名乗り初舞台。
坂東竹三郎の芸養子となり、2005年4月大阪松竹座『車引』の杉王丸で四代目坂東薪車を襲名。
2014年9月市川海老蔵門下となり、南座で市川道行を名乗る。
2015年1月新橋演舞場『石川五右衛門』のヌルハチで四代目市川九團次を襲名。
今年1〜2月には舞台『Honganji』に出演するなど、歌舞伎以外でも活躍中。
市川ぼたん
日本舞踊家。父は歌舞伎役者の十二世市川團十郎、兄は十一代目市川海老蔵。
六世藤間勘十郎に師事し、1996年から藤間藤太郎に師事。2006年、日本舞踊市川流の三代目市川ぼたんを襲名した。以来、国立劇場主催公演をはじめとする多くの舞台に出演。大学の非常勤講師を務めるなど教育活動にも積極的に取り組んでいる。
著書に「ありがとう、お父さん 市川團十郎の娘より」(扶桑社)がある。
ー 古典への誘い ー
【日時】
4月17日(月)
昼の部 14:00 –
夜の部 17:30 –
【会場】
iichikoグランシアタ(〒870-0029 大分県大分市高砂町2-33)
【料金】
S席(1階席):11,000円
A席(2階席):8,000円
B席(3階席):5,000円
【チケット問い合わせ】
テレビ大分 イベント事業部
TEL 097-537-5515 (平日10:00〜17:00)