MONO JAPAN レビュー @オランダ アムステルダム

去る2018年2月16日から3日間、オランダのアムステルダムにあるロイド ホテル&カルチュラル エンバシーにて、日本のプロダクトの即売・展示会「MONO JAPAN」が開催されました。

日本の良質なプロダクトを、欧州の人々/市場に伝わるスタイルで紹介する即売・展示会「MONO JAPAN。そのプロダクトが機能、素材、ユニークであること、欧州のライフスタイルにフィットするものであること、そして何よりも作り手の思いがこもっていること――。

そんなMONO JAPANになんと大分出身者の有馬晋平さん、Studio 竹楓舎さんが参加していました。
そのレビューをお送りします。

【有馬晋平】
杉を素材にした作品「スギコダマ」の小、中、大を展示。部屋の空間とマッチして、不思議な空間が醸成されていました。今回は展示のみでしたが、買いたいという声も多く聞かれたそうです。
形を指でなぞったり、さすりながら長い間感触を楽しんでいる方も多く、「赤ちゃんの皮膚のよう」「安心する」「大きいのに大きさを感じさせない」「ふわっとしている」とみなさん口々に感想を述べ(オランダ人は何でも口にします)、それを聞くにつれ、有馬さんが目指していることが伝わっているのを感じたそうです。根源的な感覚には国境の違いはないというのが有馬さんが得た実感だったそうです。

【Studio 竹楓舎】
屋根裏風の部屋とプロダクトがとてもマッチしていました。繊細な組み方、プロダクトに、オランダのみなさんは竹だと思わなかったそうです(プラスチックという反応もあったそう)。
竹を編んでいる様子を伝えるビデオを終始流されていましたが、それを熱心に見入っていて、オランダ語で、”きれい”をmooi(モーイ)というのですが、溜息とともにmooiがよく聞かれていました。
ワークショップも開かれていて、ワークショップの時間になると、2~3人のオランダ人が、熱心に編む姿が印象的でした。また、オランダの人は規則的に編まれたものよりも、ランダムに編む作品を好むというのが、発見だったと展示者の方はおっしゃっていました。実用品の他に、アクリルに閉じ込めた竹細工も展示されており、竹=民芸のイメージがない分、日本人よりも抵抗感なく美しいオブジェとして評価されていたようです。

2018年のイベントを終え、「日本発の良質のプロダクトに出会える即売・展示会」という認識・理解が深まったことを実感し、欧州のライフスタイルに求められるセンスと、 日本の文化が培ってきたプロダクトがつながり、文化背景の違いを魅力に変え、その違いを価値とする「MONO JAPAN」。

継続展示者のビジネスの拡大、初出展者の作品の ミュージアム展示での検討など、成果が広がりをみせています。

近々オープンの「MONO JAPAN」オンライショップで継続的にアプローチしていくそうです。

作り手、受け手の双方が実感を伴う場を通して、 確実に、着実に日本プロダクトを欧州マーケットに浸透させる。
日本のプロダクトを物語も含めて海外へ――。

今回の「MONO JAPAN」で大分のモノづくりがオランダでも通用することが証明されました。
これからの大分のモノづくりは世界をターゲットにできると確信しました!

その架け橋になってくれる「MONO JAPAN」にも期待です!!

 

ウェブサイト:http://monojapan.nl/jp/home-jp.html
Facebook:https://www.facebook.com/monojapanamsterdam
Instgram:https://www.instagram.com/monojapan_ams/

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