映画「セブンガールズ」独占インタビュー!

映画「セブンガールズ」独占インタビュー!

鑑賞後の感想を書こうと思っていたのですが、うんうんとうなってみても、どう表現するのが適切なのか分からない。
適切という枠組みもどうなのか。それほど、一般的に認知されているであろう「パンパン(娼婦)」の出てくる映画とは印象が違っている。
「やっぱり女性は強いね」という感想をもつ人もいるだろうし、「戦後すぐに活躍した職業婦人」なんていう人もいると思う。間違ってはいないが、なんだか少し、そうではないと言いたくなる。
彼女たちは「夢や希望」を持っていて「かなえようとした」のか「夢は夢」と割り切ったのか、あきらめたのか、では「希望」とはなんだったのか。
「強いから」
そんな言葉では説明のつかないこのかんじはなんなんだろう。
彼女たちは、あまりにも、私たちと変わらない。
同じとは言わないが、それはただ単に時代性の違いなだけではないだろうか。

そんなモヤモヤを抱えつつ、初日上映後のトークショーとは別に、Yadorigiのために5つの質問に答えていただきました!

別府ブルーバード劇場初日記念撮影

Q1.この作品を映像として残すことへの、劇団としての意義

堀川果奈(猫役:以降堀川):これは…私より主宰からの方がよいかと思うので 監督よろしくお願いしますm(_ _)m

デビッド・宮原(脚本・監督:以降監督):最初に申し上げたいのは、僕の場合は、元々、映画マニアでして、ひょんなことから劇団というフィールドで20年も芝居を演出するようなりましたが、当初から頭の中に映像を浮かべながら、書き、演出してきてます。時間はかかりましたが、お客様に選んで頂いた、この作品を映像にする事で、舞台では表現しきれなかった部分を演出し、作品を完成させた、という思いがあります。
役者に対して言うと、細かい表現など、舞台では見せることの出来ない部分に、焦点を当てることが出来ました。
映像に出来たことは、そういった大きな意義があります。

初日トークショー

Q2.舞台の芝居と映像の演技はかなり勝手が違うものだが、苦労した点は

監督:やはり、役者の演技の大きさです。
舞台と映像では演技のサイズが違いますから、そこを、そぎ落とすのは苦労しました。
ですが、逆を言うと、その演技は、彼らの特徴でもあるので、出来るだけ舞台演技の良いところを残しながら、そういったバランスに苦労しました。

堀川:私は表情ですね。。舞台では動きで表現していた部分を表情で演じる事に苦戦しました。。
100パターンの表情を準備しなさいとご指導受けまして、鏡の前の自分と戦ってました。

Q3.2とは反対に、全く問題にならなかった点など

監督:普段から、呼吸を合わせて芝居をしてきてますから、突然の演出変更や、撮影箇所の変更など、どんなことにも対応できる、と言うところは、圧倒的に有利だったと思います。そのため、ほとんどが、ワンテイクです。

堀川:問題にならないとはちょっと違うのですが、裸足やノーブラなどで歩く事、ハエなど、恥ずかしさや虫などの不快感が全く気にならなくなりました。。男女兼用の仮設トイレもヘッチャラでした!

初日トークショー

Q4.舞台は観客が自分の意志で「見たい場所」を選択する余地があるが、映像は演出が観客の視点を誘導したいと特に思う場面を選択できる。その分、観客の感じることや感想の幅が狭まる可能性もある。この点、(舞台の撮影作品と映画化での違いもあるが)演出としてどういった差異を考慮したか

監督:舞台の限界は、演者の表情と、キャラクターの心情です。
思いの裏側という点については、お客様の想像に委ねるしかない部分が必ず出てきます。
その部分を表現することに重点を置きました。
ですが、先述したように、舞台を長くやってきたことは、僕等の戦える部分でもあったので、そこを残しながら、という形にはなりました。

Q5.監督と堀川さんの「夢と希望」は、この作品とともに過ごして、なにか変化がありましたか

監督:驚くべき変化がありました。
僕達のような映画界では未熟者を、応援し続けてくださる映画ファンの皆様の熱に突き動かされて、生かされて、エンターテイメントとは、観てくださる方あってのモノなのだと、今一度、実感を持って、初心に帰ることが出来ました。
夢は、そういった方々が、「応援して良かった」と思って頂ける映画を、もう1本、撮ることです。

堀川:私は劇団を辞めようと考えていた人の一人でしたので、この映画が最後のチャンスだと思い取り組みました。そして上映がはじまり、沢山のお客さまがセブンガールズを応援くださり、その温かさに触れ、諦めかけていた夢をもう一度追いかけてみようという気持ちに変えてくれました。。このような気持ちになる機会をくださった皆さまの温かさに、本当に本当に感謝しています。。
こんな小さな私に何ができるかわからないですが、この前方公演墳の仲間たちと共に、新たな希望を掲げ、進んでいきたいと思います!

(C)セブンガールズ映画化実行委員会/劇団前方公演墳

映画「セブンガールズ」オフィシャルサイト
http://sevengirls.info/

久原淳子

演劇制作プロデューサー。高校時代に演劇部へ入部して以来、裏方として演劇に関わっている。 社会人になってしばらくは観る専門だったが、友人の誘いで地元劇団に制作として入団して以降、本格的に企画・制作の仕事を始めた。 現在は、他県の団体の大分県内公演の受入れ・支援や、市民参加型を含む公演やワークショップの企画・プロデュースをして地元の演劇人の育成に取り組んでいる。FUNAI演劇祭の初代プロデューサー。

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