THE LAST DAY OF OUR TOWN 開催直前!”Curve Mirrors” ヒカリ(Gt/Vo)インタビュー!

正面から自分と向き合う勇気が出ない。
現実を素直に受け止められない。
そんな時に聴いてほしい。
海面に揺れる月灯りの優しい光をそのまま音楽にしたようなCurve Mirrorsを。

向き合って話してるのに、横で語ってくれてるような優しい声。
Curve Mirrorsのヴォーカル兼ギター・ヒカリさんのインタビューです!

2月16日にCurve Mirrorsも出演する
THE LAST DAY OF OUR TOWN @DA VINCIについてはこちら

 

ーバンド結成のきっかけは?

ヒカリ(Gt/Vo)(以下、ヒカリ):
最初は自分の曲を作ってではなくて友達のバンドのギターとして活動してたんです。でも家で曲を作ったりはしてたのでそれを披露する場所が欲しくて友達を集めて2016年にCurve Mirrorsを結成しました。ドラムの末本聡は結成当初からのメンバーで、他の2人は途中で入れ替わり、2018年に今のメンバー編成になりました。1人は大学の先輩だった首藤毅(Ba)、もう1人の田中暢一郎(Gt)は福岡で別のバンドを組んでた友達で、仕事で大分に引っ越してきて今は解散しちゃったんですが、そのバンドがめちゃくちゃ格好良くて一緒にやりたいと思い、声をかけました。

ーCurve Mirrorsの名前の由来は?

ヒカリ:最初、和製英語的な親しみやすい英語がいいなって思って。友達のインスタグラムを見てる時にカーブミラーのお洒落な写真があったんです。カーブミラーっていう響きもカッコいいような、ちょっとダサくてカワイイような感じもあって。意味的にも鏡なんだけど、実像は映してないじゃないですか。鏡自体も歪んでるし、自分を確認するものでもない。なんかそういう抽象的でミステリアスなイメージがあってバンド名にしました。

ー作る楽曲にもそんな雰囲気を?

ヒカリ:ミステリアスっていうのはあまりないかもしれないけど、抽象的ではっきり主張するような曲はないですね。言いたいことを敢えてぼやかしてるような。

ー結成してからのライブ活動は順調に?

ヒカリ:AT HALLさんにお世話になっていて、結成してしばらくAT HALLさんで月1ペースでライブさせてもらったり、たまに福岡で細々と活動してました。去年、初めてclubSPOTさんだったり、copper ravensさんで出させてもらえる機会が増えて。それがキッカケでOPAMさんのイベントだったり、野外イベントに呼んでもらえたりとだんだん広がってきましたね。AT HALLの河村さんに売り出してもらってる感じで本当にありがたいです!去年はそのAT HALL主宰レーベル「AT Publishing」から1st EP「Warping」のリリースもあってたくさんライブする機会を持てました。

ー「Warping」について

ヒカリ:初めてのリリース音源になるので、今までにやってきたこと、2019年時点での集大成になってます。あと気づいたら歌詞に水のことが入ってたり、夜のイメージが入ってる曲ばっかりだったんですよ。それはそれで面白いかなと思って、永井匠太郎(ナガイキロク)さんに撮っていただいたジャケットも含めて、いい意味で統一感あるミニアルバムになったんじゃないかなって思ってます。

ー楽曲制作する時も海の近くだったり、夜だったりするんですか?

ヒカリ:大学と仕事で計6年くらい別府に住んでたことがあって、海が近かったんですよね。すごい海好きで上人ヶ浜をよく散歩してたんです。完全に無意識なんですけど、そういう環境で作った初期の曲があったりもして。歌詞を思い浮かべる時の海辺って絶対、上人ヶ浜なんですよね。笑

ーなんか一気に親近感。笑

ヒカリ:夜の歌も自分が夜型人間なのもあって、眠れない日とかも多いんです。そういう人って結構いると思うし、悩みがある人って夜、思い詰めちゃうと思うんですよね、独りで。そういう人にっていうのもあるし、そういう自分に寄り添える曲を作りたくて。なので歌詞も基本暗いんですけど、でもなんかその中にもひと握り光があるような内容になってるので、無理に元気づける感じじゃなくて、そっと寄り添える曲になってたらいいな、と思ってます。タイトルの「Warping」にもいろんな意味を込めていて、ワープって瞬間移動的な意味を思い浮かべる人が多いと思うんですけど、直訳すると「歪む」っていう意味もあるんですよ。水面に映る光もそうだし、カーブミラーにも掛けてて、あんまり現実と無理に向き合わなくてもいいんじゃないかなっていうようなメッセージを込めてます。

ー影響を受けたアーティストは?

ヒカリ:中学生の頃、最初にバンドで好きになったのはフジファブリックだったんですよ。いろんな曲をやっていて音楽を本当に楽しんでるなって。アルバムによって色が違ってたりとか。そういうところは今自分がバンドを楽しんでる中で影響を受けてるかな、と。音楽性でいうと僕だけじゃなくメンバーもなんですけど、ヒップホップ大好きなんですよ。PUNPEEとか、chelmicoとか。ドラムのスエモトはRIP SLYME大好きで。まぁでもみんなRIP SLYME世代なのでカラオケ行くとよく歌ってます。トラックとか繰り返しのフレーズとかは何となくCurve Mirrorsの曲にも反映されてますね。

ー音楽以外にハマってることは?

ヒカリ:サッカー好きで、トリニータが好きなんですよ。ただインドアサポーターで、試合には年2、3回観に行くくらいなんですけど。あとお笑いが好きです。M-1グランプリも3回戦くらいから動画がネット上で配信されていて、それ全部見ました。笑。ネタを見るのが好きで。漫才のネタって音楽と一緒だと思ってて、いろんなスタイルがあってセオリーもあるんですけど、たまにそのセオリーをひっくり返すようなアバンギャルドなスタイルが出てきたり、曲を聴いてる時と同じような感覚で面白いんです。

ー最後にメッセージをお願いします。

ヒカリ:今回は東京から、Helsinki Lambda Clubさんが来ますし、知らない人でも絶対楽しめるキャッチーでノれる聴いてて楽しいバンドだと思うので絶対見に来てください!young doughnutさんともお互い知ってはいたんですが、対バンは初めてなので、絶対楽しめるライブになると思います。Curve Mirrorsも音源で聴くだけとはまた違った色が出せたらと思いますし、Curve Mirrorsの曲って聴いてる人によって「踊れるね!」とか「リラックスできるね。」とか感想もそれぞれ違ってたりするので、いろんな角度からCurve Mirrorsを楽しんでもらえたらなと思ってます!

 

1st EP -「Warping」1,200円(全6曲)

 

 

Curve Mirrors

2016年、大分市にてヒカリ(Gt/Vo)を中心に結成。2018年に現メンバーとなる。 インディーロックをベースに、地方都市の暮らしに逆らわない柔らかなメロディとグルーヴィーな楽曲で地元音楽ファンから支持を得ている。今年9月に大分ATHALL主催レーベル「AT Publishing」より1st EP「Warping」をリリース。

 

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